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set upとset, roundとcircular, NHKスペシャル・人事も経理も中国へ [技術英語]

ネイティブに聞いたことの受け売りです。

・set upとsetの違い
 set upは2手順以上のステップが必要で、setは一回のステップで出来るぐらいの単純な作業。 だから、例えば"set up a computer"  "set a time"と表現することになる。

・「A B C D E」と表示されていたものが「E D C B A」と表示される(逆順で表示される)のは、
The letters are displayed inversely.
(The letters are inverted.だと、文字が上下さかさまに表示されるイメージになる。)

・roundとcircularの違い
roundは3次元、circularは2次元。(round earthとは言うがcircular earthとは言わない)


昨日、「NHKスペシャル・人事も経理も中国へ」を見ました。
2015年までに、40万人分の雇用が、中国に流れると、番組は締めくくっていました。

番組を見る前にインターネットで、"中国 ホワイトカラー"で検索したら、いきなり日本経団連のページが出てきました。
何~だ、日本経団連の宣伝的番組じゃないの?、という予感を感じつつ番組を見たのですが、予想通り、そういう側面がどちらかというと強い番組になっていたと私には感じられました。企業に、中国にアウトソーシングすると良いことが多い、と宣伝しているような側面もあったと感じられました。

問題の最大の原因である、日本人の人件費の高さは、どうやっても、中国人に追いつくことはできません。日本人も、今後もがんばっていかなければならないのは承知のことですが、中国に流出するアウトソーシングにどうやって対抗していくのかについては、ほとんど番組内で触れられませんでした。

私は翻訳をしていて、ホワイトカラーと言えるのかどうか分かりませんが、中国人でも日英中のトリリンガルも居るはず、と思うと、背筋が寒くなりました。
また、昨日、違うテレビで、日本では今ほとんど綿花が栽培されていないと知り、驚きました。農業・生産・事務職、いろいろな仕事を安い海外に持っていく事で短期的コスト削減は図れても、いつか未来に外国がそっぽを向いた時に、日本国内で再開しようとしてもノウハウの蓄積が無くなってしまっていて、大変なことになりはしないかと危惧してしまいます。そんな危惧がムダに終わればいいのですが。


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那蟻

再放送を見る前でのコメントで、また話が少しずれるように感じるかもしれませんが、日本人が北朝鮮に拉致されたとの「未確認」報道があったとき、“日本に長く住んでいる朝鮮半島出身者の人口は多いのに、なぜ日本人を諜報員の語学教育目的で拉致する必要があるのだ?誤報ではないか?”とは欧米人の反応でした。理由は、ハングルは全く知らなくても、日本文化に骨の髄まで染まっている日本語が話せる人間が必要だったかららしい。同様に、英語読み・書き・聞き取りが優れていても、日本の文化習慣の知識が少なければ和英英和の翻訳・通訳業での意義は大幅に落ちると考えます。英語が日本人よりはるかに優れている人口は海外に2億人はいるでしょう。しかし必要なことは原稿内容の理解です。仕事に使えるほどのレベルの英語を含めたトリリンガルの日本人は極めて少ないと思われます。だから中国人の場合も脅威になるほどではないと信じたいです。刀を持たない武士に意味がないように、日本語の知識は手離してはならないツールなのです。(ちょっとキザかな?)もっと至近的には、団塊の世代の大量退職で、通訳・翻訳業に参入する人口が増えるのではないかという「不安」です。アジア諸国の台頭と反対に、日本の若者が専門知識・経験を蓄積できない現状も不安です。数十年後の日本は、現在の状態で半分は決まるでしょうから。
by 那蟻 (2007-09-10 20:55) 

oceanbridge

那蟻様コメントありがとうございます。私は”トリリンガルの中国人は少ないだろうとは思うけど・・・”という漠然とした不安を持っていましたが、文化習慣の知識という面からのコメントをいただき、気分が休まりました。
団塊の世代の通訳・翻訳業参入、というのは、私も恐れていることです。2007年以前に既に退職した人も多いので、直ちに、ということはないとは思いますが、専門知識を持った退職者が少し英語を勉強して翻訳業に参入するというパターンは、ありそうです。私の場合、企業に入って翻訳をしているのですが、企業人の中には、あまりに経歴がすごくてベテランで年上だといろいろと指示をしにくい、と思っている人が多いです。この、”年齢の壁”問題は、いつかは自分も遭遇する壁でもあります。
アウトソーシングで経営を乗り切っても、日本は将来大丈夫なのかという危惧はとてもあります。いつか中国人の人件費も上がってくると思いますが、その場合は、一体、どこへアウトソーシングするのか・・・
by oceanbridge (2007-09-10 23:11) 

那蟻

27日午前0時30分の再放送を見ました。上司が“総務の仕事を中国に移管するが、君はどうするんだ?”と経験が長い総務の部下に問い詰めていて、腹が立ちました。なんて無責任な! あんたの仕事こそアウトソーシングしちまえ!っと。この場合は中国でも「大連」という日本語能力を保存している特別な地方への移管なので、13.3億人がアウトソーシングの先ではありませんでした。しかしこのような移管のための準備仕事をさせられるのは、完成後、自分自身が埋められる墓穴を掘っているようで、不快でした。確かユダヤ人虐殺のときも、そのようなことがありました。このような取り扱いをされるのを目の当たりに見ていれば、どの部門にいても、できれば会社を辞めたいと思うでしょう。そして平社員でも「ウチの会社my company」と言って、欧米人に「彼は会社のオーナー?」と思わせてしまう、日本人の会社との一体感がなくなってしまうでしょう。結果、日本人の滅私奉公的な勤務感は完全に消失するでしょう。いつ使い捨てになるか分からないから、会社のことよりも、自分の専門知識向上、資格試験合格をめざすでしょう。この番組に出てきた中国人は日本語力が非常に高く、そうゴロゴロいるとは思えませんでした。仕事の欲しさに、これら中国人の人達は、極めて熱心、かつ、すなお・従順ですが、数年働くと、結局は安い給料で日本人にこき使われていると思うようになるでしょうね。大体秘密保持はどうするのでしょう? 結果は数年後に出ます。寡聞にして知らないのですが、英語力がある日本人に人事・経理の仕事を海を越えて欧米企業がやらせた時代があるのでしょうか?
by 那蟻 (2007-09-27 23:49) 

oceanbridge

那蟻様、コメントのお礼があまりに遅くなりすみません。那蟻様と同じ感想を持ちました。日本語ができる中国人は、そんなに多くないですよね。君はどうするんだ?」と聞いた上司は、自分も遅くないうちに同じ目に遭うことを分かっていないのかな?と、私も思いました。
機密保持のこと、私も同感です。中国は、いろいろな日本のノウハウを盗むと思いますね。
>英語力がある日本人に人事・経理の仕事を海を越えて欧米企業がやらせた時代があるのでしょうか
分からないのですが、ただ、アメリカは、かなりのソフトウェア制作をインドとか中国に依頼しているみたいです。人事や経理は分かりませんが、この発想から言うと、依頼している(いた)と考えるのも妥当とも思えます。機密保持の面から、やっていないかもしれませんが。
by oceanbridge (2007-10-02 21:07) 

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