fall under [技術英語]
fall underは熟語です(「~の分類に入る」)が、下記のような例で使われると、混同しやすそうだなと思いました。
「その装置は、周囲温度が動作温度範囲より高くなったり低くなったりした場合、自動でシャットダウンします」という文の後に、
The equipment automatically starts by itself when the ambient temperature falls under the operation range.
と書かれていました。
fall underだと、パッと見、「~未満に下がる」と訳してしまいそうですが、内容を考えると、「~の範囲になる」になります。
これはネイティブが書いた文ではありますが、私なら、日本人的発想かもしれませんが、underから受ける「下」のイメージで読者が混同しないよう、falls underとはせずに、returns toとかにするかな、とは思いました。
「その装置は、周囲温度が動作温度範囲より高くなったり低くなったりした場合、自動でシャットダウンします」という文の後に、
The equipment automatically starts by itself when the ambient temperature falls under the operation range.
と書かれていました。
fall underだと、パッと見、「~未満に下がる」と訳してしまいそうですが、内容を考えると、「~の範囲になる」になります。
これはネイティブが書いた文ではありますが、私なら、日本人的発想かもしれませんが、underから受ける「下」のイメージで読者が混同しないよう、falls underとはせずに、returns toとかにするかな、とは思いました。
そうですね。日本人としては、fallは「落ちる」と先ず習います。
「収まる(おさまる)」として、空間の上下を離れて、限定された
範囲に収まる意味に使うのですね。
ほぼ同じ意味だと思いますが、fall under以外に、fall below,
fall withinを見たことがあり、私の辞書に記録しています。
なにかと、スペック関連の熟語でしょう。
by torpedo (2012-02-10 00:30)
torpedo様ありがとうございます。
fallの「収まる」の意味なんですよね~。fall withinは、まだ分かりやすいと思いますが、fall belowも「~未満に下がる」という意味ではない用法だと、誤解を生みそうですね。
by oceanbridge (2012-02-10 20:47)
お久しぶりです。「必携技術英文の書き方55のルール」の著者です。
面白い点を挙げられていて、ついつい勝手なコメントをしてみる気持ちになりました。
合理的に考えると、fallsだと「周囲温度が高いところから動作温度範囲に落ちてきた」という意味では理解できるが、低いところからはfallsはなじめないですね。(risesということになるので)
falls under-->comes in(within)の表現のほうがわかりやすいですね。
ただ、falls underは「~のコントール下にある」という意味合いをもつ(強調)表現ともいえ、これが技術英文では良く見られます。
話は変わりますが、実は3月9日(金)に東京で「日刊工業新聞社東京本社主催」の私のセミナーが行われます。 以下WEBをご案内差し上げます。 翻訳者の方々にもお役に立つコースです。
http://www.nikkan.co.jp/edu/semi/t120309.html
もしよろしければ、必要な方、ご関心ある方にご紹介いただければ幸いです。
by H.K (2012-02-19 11:57)
H.K様ありがとうございます。とても勉強になります。
まだNasaの書籍はAmazonから届いていないのですが、届き次第読破したいと思っています。
by oceanbridge (2012-02-24 23:22)