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第72回全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ@横浜みなとみらいホール小ホール [趣味]

毎年、ピアノの小学校・中学校のどちらかか両方を聴きに行っているのですが、今年も行ってきました。
音取りだけでも難しい曲を弾かれていて、すごい才能と努力の結果を見て、毎年びっくりさせられます。

それを前提に、好き勝手書いてみます。

((小学校の部))
去年・一昨年に比べて、難曲が増えていました。
私の感性の問題だと思うのですが、何となく印象が薄かったです。

去年・一昨年に一位になった北海道のお二人(小原さん・小野寺さん)は、私にとっては衝撃的に素晴らしく、曲を完全に自分のものにした演奏でしたが、今年はそこまでの熱を感じられませんでした。

1位の加藤さんは、やはり一番の演奏で、いろいろ音色を使い分けられていました。楽譜を注意深く読み取られていて、賢い子だと思います。ただ、伝える熱意より緊張感の方が強かったかなと思いました。

2位の角谷さんは、小さな女の子でしたが、リストのタランテラを最後まで弾き切り、小学生としては驚異的な体力で、脱帽です。

3位の市谷さんが、個人的には一番印象に残りました。久しぶりに泣けるショパンの音色を聴けました。小学女子児童が弾いてるとは思えない、ロマンチスト男子な音が、出てました。
ただ、かなり緊張されていて、リズム感が揺れた箇所があったり、ちょっとしたミスタッチ(というほどのミスでもないのですが)があったりしました。審査員の先生たちには、音色だけで1位にしてあげて欲しい、と思ったのですが、やはり3位でした。来年以降頑張っていただきたいです。


((中学校の部))
中学生は、リストの曲が多く、体力が必要で音取りの難しい曲ばかりでしたが、何だか、音量が大きくて汚い演奏が多かったと感じました。

土田さん(入賞せず)は、ショパンの練習曲25-6を小さな体で弾かれ、度肝を抜かれました。短いし体力は要らない曲ですが、最高峰の難曲なので、思わず、ものすごい拍手を送りました。
会場で、私の他にもう一人、絶大な拍手を送っている人がいました。

2位の真鍋さんが、一番印象に残り、ここ数年聴いた範囲では、中学生では群を抜いていると思いました。2位かぁ・・・中1だそうなので、今後に期待したいです。
曲を理解し、完全に自分のものにされていました。私は聴いたことのない曲でしたが、次はどういう展開になっていくのか、楽しみながら聴きました。リストやジャズも、いい音とリズム感で弾いてくれそうだと思います。

もう一人の2位仁宮さんも、印象に残りました。高音部で音が汚ない箇所があったり、リズム感が揺れていた箇所がありましたが、全体的にはきれいで落ち着いたショパンで、スケルツオなど他の曲も美しく弾かれると思います。
この2位のお二人は、もう一度、別の曲で聴きたいと思いました。

1位の国本さんは、落ち着いた、メンデルスゾーンらしい演奏だったものの、中学生らしい演奏に聞こえてしまいました。ここまでの予選の結果も加味しての一位なんだと思います。


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第71回全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ@横浜みなとみらいホール小ホール [趣味]

毎年、ピアノの小学校・中学校のどちらかか両方を聴きに行っているのですが、今年も行ってきました。
今年も、ものすごい才能と努力の成果を見ることができました。

((小学校の部))

全体的に皆さん、例年より丁寧に仕上げられていて、安心して聴けました。

原田怜さん(2位・メンデルスゾーンの幻想曲)と大西透子さん(ラヴェルのソナチネ)が印象に残りました。

私は、今まで、メンデルスゾーンを聴いても、一部の曲を除いては、良さがよく分かりませんでした。バイオリン協奏曲と無言歌の数曲以外は、苦手です。でも、今日の原田さんの演奏で、メンデルスゾーンの特徴を初めて体感できました。バッハとベートーベンが混在し、ロマン派の味を付けた感じの作曲家という印象を持ち、今後、新しい視点でメンデルスゾーンを聴けるようになりました。

個人的にもう一度他の曲を聴きたいのは、大西透子さんでした。
比喩すると、大きな邸宅で開かれる特別なホームパーティーで弾いて欲しい感じ、です。
今私自身が変則リズムの曲を練習していて苦戦しているため、大西さんがきちんと三拍子のリズムが分かるように演奏されていたことに、感心しました。
フランスものは、日本人は苦手だと思います。が、大西さんの演奏は、音色も良く、印象派の絵画が浮かんでくる音でした。こういうセンスは努力以前に才能なので、ぜひ今後も頑張って欲しいです。

1位・市民賞の小野寺さんは、去年は2位で残念だと思っていたので、努力が実り、何だかこちらまでホッとしてしまいました。ショパンのスケルツオ1番を演奏されました。ポーランドのリズムをきっちり出されていました。少し緊張で硬かったかな。来年1位のコンサートで演奏を聴けるのが、今から楽しみです。


((中学校の部))

ハンガリー狂詩曲、ショパンの葬送ソナタなど、音取りだけでも相当な難曲があり、楽しませていただきました。

中学校は小原慎太郎さん(ショパンバラード1番)と森本隼太さん(2位・市民賞、メフィストワルツ)が印象に残りました。

小原さんは去年小学校1位で、力強い演奏だったので、覚えていました。今回は、メンタルの強さと修正能力に感銘を受けました。

前の週に戸塚で前年1位の子たちの演奏会があり、小原さんの演奏を聴いたのですが、正直、まだまだという印象でした。ミスもあり、全体的にバラバラしていて、力強さに欠けた演奏でした。ご本人もその自覚があったのか、演奏後、自信なさそうにされていました。

ところが、コンクール本番は、1週間しかなかったのに、見事に修正してきてくれました。大きなミスもなく、力強さもかなり出ていました。
このメンタルの強さは、今後さらに飛躍が期待できます。

今年小学校1位(去年2位)の小野寺さんと共に、北海道在住のお二人の北海道パワーを、今後も追いかけていこうと思います。

森本隼太さんは、メフィストワルツをほぼ完璧に演奏されました。もともと音色を出しにくい曲なのに、多彩な音色で魅了させてくれました。そして、とても楽しんで弾かれていて、余裕がありました。1位と2位の差はほとんどないんじゃないかな。まだまだ身体が小さいので、今後のパワーアップに期待です。


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シュテファン・ドール ホルンリサイタル みなとみらいホール(2017年6月27日) [趣味]

(曲目)
ホルン協奏曲第2番
交響曲第17番
ホルン協奏曲第4番
ホルン協奏曲第1番
交響曲第33番
ホルン協奏曲第3番
 (交響曲は指揮のみ)

平日の昼間にも関わらず、3階席まで満席でした。
お客さんはやはり女性が多かったですが、音楽を学んでいる学生風のお客さんも結構いました。

ベルリンフィル首席奏者という、世界最高のホルンを聴ける機会は貴重だと思います。

私はいつも、ホルンの本当の音が分からないままだったので、生で聴きたいとずっと思っていました。
複数の音が同時に出てしまう演奏と、最初の音がなかなか出ずノソッと出てくる演奏を、よく聴いてしまいます。

YouTubeで予習した段階でホルンの音は分かっていましたが、生で聴いてみて、躊躇なく音が出され、こんなにズバッと音が出るものかと驚きました。
フォルテからピアニッシモまで出る楽器なんだと初めて知りました。

遠くで響いているような音だけでなく、力強い音も出ていました。
大音量が出る楽器ではないのですが、大ホールに響く音でした。

細かい音も出されていて、技巧的に大変で、肺活量もとても必要だと思うのですが、全般にとてもリラックスした姿勢で演奏されていました。

指揮も見応えがあり、ベルリンフィルの音楽性の高さを実感しました。

バックのオーケストラも頑張っていました。少し残念だったのは、日本人の演奏でよく気になるのですが、バイオリンの細かい音がやはり下がり気味だったことでした。

演奏後は拍手が沸き起こりました。
アンコールはありませんでした。モーツアルトのホルン協奏曲の最高峰の第三番以上の曲はなかなかないので、アンコールは無くて良かったと思います。


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児玉宏指揮 神奈川フィル ブルックナー交響曲第8番@みなとみらいホール [趣味]

2017年5月13日(土曜日) 14:00 開演 (15:30ごろ終演)
ブルックナー交響曲第8番 みなとみらいホール

素人の感想ですが、書いてみたいと思います。

マエストロの絶大な力量を存分に味わいました。

一昨年、児玉氏の指揮でブルックナー4番を神奈川フィルで聴いてとても素晴らしかったので、またブルックナーを振られることがあれば聴きに行きたいと思っていました。

神奈川フィルは、演奏に真面目に取り組んでいて、好きな交響楽団です。予算の多いオケではないですが、エネルギーでそれを克服している感じがします。

前回はマエストロの正面を見れる席を取り、指揮を堪能できたのですが、今回は空いていませんでした。当日行ってみたら空いている席もあったので、悔しかったです。
普通の正面席は、少なくとも1F席はほぼ満員でした。ブルックナー8番のファンの多さが分かりました。

多くのお客さんが気付かなかったかもしれませんが、一昨年の第4番と同じくマエストロはまたしても暗譜です。それだけで天才です。

CDで聴いているだけでは分からない見せ場とか、曲構成を存分に味わえ、この曲の新しい魅力を感じることができました。

私が普段聴いている演奏と比べて、若干抑え気味の箇所があり、1楽章と4楽章がテンポがゆっくりに感じました。4楽章はそのためか、より宗教的な感じの演奏になっていたように思います。教会音楽的な響きのところもあると再発見できました。

2楽章が特に秀逸な演奏でした。バイオリンがきちんと揃っていて、全体に強弱への移行がスムーズでした。

とてもここち良かったのが、弦楽器の音です。以前より正確になっていた気がします。私は日本の交響楽団の多くで、弦楽器の音が何となく少し低いと感じてしまうのですが、今日はあまり感じませんでした。

以上が良かった点なのですが、やはり、残念だったこともありました。
演奏曲がブルックナー8番のみだった為か、1楽章は、弦楽器が若干乗り切れていないように感じました。時間的に難しそうですが、小曲でいいので序曲を最初に付けると良かったのかも、と思います。

そして、4楽章の各楽器の見せ場でいくつか、音程ミスがありました。チューバとホルンで音が余分に出てしまったり、最後の最後で第一バイオリンに細かい音程ミスがありました。技術的に難易度が高いのは間違いありません。

演奏後は拍手とブラボーの嵐でした。また児玉氏の指揮を聴きたいです。


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2017年3月8日 金子三勇士(ピアノ)@みなとみらいホール [趣味]

【第1部】
ショパン:英雄ポロネーズ
      幻想即興曲
     革命
ラフマニノフ:前奏曲集 Op.3-2 「鐘」
バルトーク:ピアノ・ソナタ

【第2部】
リスト:ハンガリー狂詩曲 第6番
    愛の夢
    ハンガリー狂詩曲 第2番
    コンソレーション第3番
    巡礼の年 第2年 イタリアより 「ダンテを読んで」

アンコール リスト:ラ・カンパネラ

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ますますファンになったコンサートでした。

客席数の多いホールで、少なくとも1Fは満席でした。平日午後ということもあり、高齢者と女性のお客さんが多かったです。

金子さんのコンサートは、ご自身が司会進行されるのが特徴です。次期「題名のない音楽会」の司会に抜擢されるのではないかと思うぐらい弁舌です。

今日の演奏は、かなり頑張られているのが伝わってきました。少し頑張りすぎていた気がします。低音が少しハウリング気味でした。そもそも、ソロには大きすぎるホールなのです。

金子さんは、一般的な日本人ピアニストとは、かなり違います。

私の個人的な感想ですが、ほとんどの日本人ピアニスト、特に男性は、演奏がおとなしい気がします。ちゃんと弾こうとし過ぎるために、ミスタッチはないけれど小さくまとまりがちです。

金子さんは逆です。エネルギッシュなあまり、荒削りなところがあります。ミスタッチもわりと多めです。若いので発展途上なところもあると思います。
が、それを補ってあまりある表現力です。
作曲家によってかなり音色を使い分けられていました。ピアニッシモはとてもきれいですが、元気なところはとことん元気です。

東欧のにおいのする演奏でもあります。リストのラ・カンパネラすら、ハンガリーの味が加味されていました。小さい頃に留学で身につけたリズム感だと思います。

今日の中では、ハンガリー狂詩曲2番が特に秀逸で、ジプシー(ロマと言うそうです)音楽の色の出た素晴らしい演奏でした。
「ダンテを読んで」も、哲学的な内容が詰まっていて、聴きごたえがありました。

第二部の終演後にサイン会があり、CDを購入してサインをいただきました。長い列ができていました。
写真でみるのと同じ、好青年でした。

また横浜でステキな演奏を聴かせてくださいね!
DSC_0808.jpg

~~Today's BGM~~
金子三勇士演奏 リスト ラ・カンパネラ(ご注意:YouTubeの画面が開き、音が出ます。広告が流れる場合もあります)

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全日本学生音楽コンクールピアノ小・中学校を聴きに行ってきました [趣味]

全日本学生音楽コンクール ピアノの、小学校・中学校を聴きに行ってきました。
素人の感想です。

小学校の出場者は、今年は全体的にとても面白かったです。

技術も上手ですが、小学生なのに、自分の頭で考えて演奏している子が多くて、関心しました。

印象に残ったのは、2位(小野寺さん)と1位(小原さん)でした。
聴きながら、1位と2位の子の順を逆で予想していました。
小野寺さんは2位だったので、今後首都圏での演奏機会はあまりないと思いますが、多彩な音を出していて、今後が楽しみです。ショパンとかをどう弾くか、聴ける機会があれば聴きたいと思いました。

あと、女の子でカプースチン(ジャズっぽい曲)を弾いた子(国本さん)がいて、非常に印象に残りました。タッチもジャズに近い方が得意な感じで、第二の上原ひろみを目指して頑張って欲しいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

中学校は、3位が3人という、なかなか珍しい発表でした。

全体に、私的にはときめく演奏があまりなくて、残念でした。(もちろん、才能と努力のかたまりの学生さんばかりで、中学生ということを考えると奇跡的な演奏ばかりだったのですが。
単に、素で聴いた演奏としての感想です。)

唯一ときめいたのが、リストの「水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」を弾いた出場者(山田さん)だったのですが、途中で曲を忘れてしまい、当然、入賞に至りませんでした。
曲を忘れてしまってもその後、きちんと盛り返して良い演奏を聴かせてくれたので、メンタルが強い子だと思います。
安定感とキラキラとが混在する哲学的な名演だったと思うので、またコンクールにチャレンジして欲しいです。

この曲は以前Youtubeで聴きながら、冗長であまり面白くないと思ったのですが、今日の演奏で、良さがバッチリ分かりました。
CDやYoutubeで聴いて面白くないと思った曲を、面白いと思わせてくれる演奏を、中学生でできるのは、センスだと思います。

また、「厳格なる変奏曲」を弾いた出場者(山形さん)も、ご自身の解釈をピアノに乗せた演奏で、私は好きな演奏でした。が、練習不足なのか緊張なのか、ごちゃっとなってしまった箇所があり、入賞に至らず、残念でした。


~~Today's BGM~~
オケ版を見つけました。この曲、オケの方が向いている曲なのでは・・・。

リスト 伝説 「2.水の上を歩くパオラの聖フランチェスコ」(オーケストラ版)
(ご注意:YouTubeの画面が開き、音が出ます。広告が最初に流れる場合があります)


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全日本学生音楽コンクール 一位入賞者によるコンサート [趣味]

全日本学生音楽コンクール 一位入賞者によるコンサート を聴きに行ってきました。

もう、一週間ほど経ってしまったのですが、書いてみます。

戸塚さくらホールで、去年の全日本学生音楽コンクールの一位の学生さんたちによるコンサートがありました。
フルート、バイオリン、ピアノ、声楽の独奏です。

毎年行われている催しなのです。
年によって、2階席までほぼ満員になる年と、そうでもない年があります。
今年は、2階席はかなり空いていました。1階席はかなり埋まっていたようです。

時間の関係で、ピアノだけ見させていただきました。

去年のコンクールは、中学生の部のみ聴きました。
そこで稲垣さんの美しい音色に魅了されました。なので、一位入賞者のコンサートを楽しみにしていました。
演奏は、さらに進化していました。
やはり去年のコンクールは緊張されていたようでした。今回はリラックスして、ご自身の演奏スタイルで伸び伸びと演奏されていました。
多彩な音色を使い分ける、オーケストラを意識したような演奏です。技能はもちろんですが、芸術としての奥深さがありました。
今後東京近辺で演奏される機会があれば、また聴きに行きたいです。

小学生と高校生の一位の方は、初めて演奏を聴いたのですが、こちらも大収穫でした。

小学生の一位の方は、最初はとても緊張されていましたが、徐々に緊張がほぐれてショパンらしさが出てきて、会場からは大きな拍手が沸き起こっていました。

高校生の一位の方は、集中力を途切らせずに難曲を弾ききられていて、今後プロとしてやっていくという覚悟が伝わってきました。
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ハンガリー国立フィルハーモニー @トリフォニーホール 10/25 [趣味]

・リスト: 交響詩「レ・プレリュード」、
・リスト:死の舞踏 (ピアノ:牛田智大)
・ドヴォルザーク: 交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
指揮:小林研一郎

ゾルタン・コチシュを見て聞くのが目的の8割を占めていたので、体調不良で来日しないことが分かったときは本当に残念でした。
コバケンの熱のこもった指揮は好きだし、もちろん日本トップクラスの指揮者なのだけど、しなやかで渋いコチシュの解釈を聴きたいという思いがありました。

コチシュを聴けないのは残念でしたが、外国のオケの音楽監督として楽団を引っ張ってきた音楽性とリーダーシップ、体力を味わえて、大きなエネルギーをいただけました。

前奏曲はフランスのラマルセイエーズのモチーフがバラバラ出てきて最後に統一されるのですが、最後に向かっていく様子がハンパない勢い。
いちばん最後はもう、指揮者は細かいリズムを振っていませんでした。ブラボーの嵐。

死の舞踏を弾いた牛田くんは、名前は知っていましたが、まだこれから伸びてくる年齢なので、あまり興味がなく、今日初めて聴きました。
元気よく登場し、元気良い演奏でした。体力がないと弾けない曲を完璧に弾かれて、感服しました。オケはあまり遠慮していなかったのに、ピアノの音量は負けていませんでした。
この曲は彼に合っているし、他の協奏曲を弾かせても、パワーがあるのでオケに負けないと思います。

オケは体に染みついたリズムで、この「死」っていう迫力と思いっきりの良さは、残念だけど日本の楽団には出せないと思いました。
ピアノ演奏も含めて、聴きに来て最高によかったと感慨にふけりました。

アンコールはコンソレーション第三番でした。メロディーは美しいけど、まだまだ少年の演奏かな。大曲の演奏後だったので気持ちの入れ替えも難しかっただろうし、これからいろいろ経験して味を出していかれることに期待です。今後が楽しみです。

ドボルザークの新世界は、どれだけ準備に時間を当てれたのかなあ。コチシュの解釈から変えるのは大変だったのかもしれません。
コバケンは暗譜していて、それだけでもびっくりです。

3Fの後ろの方で聴いたからか、何となくバラバラしたところもあったものの、金管がちゃんと音を出していて、締まりのある演奏でした。
ホルンからプハっという音が出ないので、快適に聴けました。いつも聴くホルンとは別の楽器かと思うほど。

壮大な演奏を味わわせてもらい、耳に焼き付けるように聴いていたら終わりが来ました。

アンコールはカヴァレリアルスティカーナ序曲と、ハンガリー舞曲5番でした。
特にハンガリー舞曲は、こうやって弾くんだ~と感心しているうちに終わりました。

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金子三勇士(ピアノ) 5大ソナタに挑む に行ってきました [趣味]

2016年9月18日(日)15時開演 東京オペラシティ コンサートホール

モーツァルト:きらきら星変奏曲
       ピアノ・ソナタ 第11番イ長調 「トルコ行進曲付き」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番 「月光」
スカルラッティ:ソナタ ト長調
ショパン:   幻想即興曲 嬰ハ短調
        ピアノ・ソナタ 第2番 「葬送」
バルトーク:  ピアノ・ソナタ BB 88
リスト:    ラ・カンパネラ
        愛の夢
        ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178
アンコール  バッハ 平均律第15番

公式ホームページ

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聴きに行って本当に良かった演奏会でした。

中曽根元首相と小林研一郎氏の花が正面に飾ってありました。その他いろいろな人からの花が飾ってありました。ホールはほぼ満員でした。

五大ソナタを弾くというプログラムです。
デビュー5周年記念ということもあり、ファンの人に楽しんでもらおうという心意気が強く感じられました。ご自身で司会進行もこなし、コンサートパンフに景品の当たりクジを付けたり、CD購入者へのサイン会、ハンガリーのお菓子販売といった試みをされていました。演奏会前にTwitterでアンコール曲のリクエストも募集されていたようです。

演奏レベルは非常に高いのですが、喋りや容姿もピアノ演奏をさらに引き立ててくれていました。喋りも容姿も演奏には関係ないといえばそれまでですが、エンタメ性は持って生まれたものだなぁと思います。

作曲家ごとに音色を微妙に変えていて、驚きました。全体に丁寧でメリハリの付いた、飽きのこない演奏でした。

ベートーベンの月光第一楽章は、きれいな月をイメージした演奏ではなく(月光の題名は後世に付けられたと、ご本人が演奏前にコメントされてました)、ベートーベンの他の曲に似た、少しゴツい感じの演奏でした。違和感はありましたが、実はこういう演奏が正解なのかも、と感じました。

モーツァルト、スカルラッティなど古典派が特に得意なピアニストだと思いました。
古典派は実は、演奏するのがとても難しいと思います。ミスタッチを恐れて縮こまってしまうからです。
金子さんの演奏は、丁寧で、奇をてらわず、ミスタッチがなく、それでいて縮こまっていない演奏で、堪能しました。

リストとバルトークは圧巻でした。日本で活動しているピアニストでバルトークをここまで弾けるピアニストは、ほぼいないんじゃないでしょうか。リストも、第一人者グループの一人であることは間違いありません。
特に、ラ・カンパネラに感動しました。鐘プラス雪、といった印象を受けました。この曲には今までハンガリーぽさを感じたことがなかったのですが、リズムとかメロディーに非常にハンガリーぽさを感じさせてくれた演奏でした。

ショパンの葬送ソナタの第1・4楽章だけは、私は、物足りなさを感じてしまいました。
第1楽章の高音部を弾き切る感じが薄かった気がしました。第4楽章はガチャガチャした中にメロディーがあるのに、少し弱かったです。その代わり、第三楽章は絶品で、本当に丁寧な音の出し方に感服し酔いしれました。

日本人でこの若さでここまで堂々と充実した演奏を聴かせてくれる男性ピアニストは、他にいないと感じます。まだまだ若いので、今後の成長が楽しみです。
愛嬌もたっぷりで、この世代のリーダーとしてピアノ界を牽引してくれると思います。
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ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団 ピアノ金子三勇士@横須賀芸術劇場 [趣味]

7/17(日) 15時開演 17:30ごろ終演

・モーツァルト ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 Kv.466
 ピアノアンコール ショパンノクターン遺作20番
・ブルックナー 交響曲 第8番

金子さんは、とてもきれいで澄んだ音でした。概ね軽いタッチですが、ちゃんと会場に響く音でした。一音一音がビビットに聴こえてきました。初めて生で聴いたのですが、リストなど他の作曲家も聴いてみたいと思いました。
区切りの最後の音をとても丁寧に弾かれていたので、モーツアルトらしさが倍増していました。一方、フォルテの部分で体を乗り出して弾かれている箇所があり、ちょっと違和感を感じました。
とはいえ、全体的には、安定した、安心して聴ける演奏でした。オケ負けしないで、金子さんが主役で、理想的なバランスでした。

ピアノの音が澄んでいたためか、バイオリンの音が0.3音ぐらい下に聞こえてしまったのがちょっと残念でした。(私は、この音のズレを、日本の楽団ではほぼ、海外の楽団でも時々、感じてしまいます。)プログラム上序曲の演奏が無かったので、一曲目から協奏曲というのはなかなか大変だったとは思いますが。

ノクターンの最初のピアニシモは、音量は小さいのだけど会場に届く音でした。元気な雰囲気になった箇所があり、全体にはもう少し薄気味悪い演奏でも良かったかなと思いました。

20分の休憩の後、ブルックナー8番が始まりました。

大編成、特に金管の人数が多いです。豪華です。楽器の並び順が、第一バイオリンの向かいに第二を置いたりして、少し特殊でした。

私はブルックナー初心者です。8番は初めてホールで聴きました。
ブルックナーは、何となく、大人 な感じなので、苦手でした。が、一昨年ぐらいから4番(ロマンチック)にハマっていて、徐々に他の交響曲も聴いていっています。

予習では、3・4楽章、特に3楽章がピンときませんでした。コンサートでも3楽章は、うたた寝しちゃいました。逆に1・2楽章は、ドはまり状態です。

この長大曲を、指揮者も演奏者も、最後まで集中力を切らさずに演奏されました。
指揮者が、楽団を引っ張り、多くの要求をし、全体のレベルアップを図ろうとされているのが、よく伝わってきました。
全体にバラバラした箇所は散見されましたが、団員の皆さんも、指揮者の期待に応えようと頑張っていました。
いくら上手いと言われている楽団でも、手を抜かれるとがっかりな演奏になってしまうのを何度か経験しているので、今回の演奏は、全体的にとても良い演奏でした。

バイオリンの音の微妙なズレもほとんど無く、快適に聴けました。

CDで聴いていただけでは分からなかったのですが、ものすごく難易度の高い曲です。金管のソロが多いし、弦楽器もエネルギーが必要だと分かりました。また、第二楽章のバイオリンなど、細かい動きが多く、技量と合わせる技術も必要だと分かりました。

演奏後、大拍手が沸き起こりましたが、ソロ演奏者を立たせることはなく、アンコールもありませんでした。ブルックナーの余韻を楽しみたいので、アンコールは無しで良かったです。
団員さんたちは互いに握手とお辞儀をしあって降壇されていったので、雰囲気の良い楽団だと感じました。
団員が去った後も、何十人かの聴衆が拍手をし続けて前の方に集まっていて、指揮者が再登壇してくれました。

またこのオケと指揮者の組み合わせを聴いてみたいと思いました。
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山田和樹指揮 バーミンガム市交響楽団 バイオリン山根一仁 [趣味]

横浜みなとみらいホール 6/29(水) 19:00ー21:20

ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43

指揮者を見たいので、裏側の席があるホールは、空いていれば裏側の席を取っています。その方がチケットも安いので、私には一石二鳥です。
席は9割ぐらいは埋まっていました。

最初の曲から指揮者とオケの力のこもった演奏に酔いしれました。弦の伸びや金管の思いっきりの良さはさすがと思いました。次の二曲への期待が高まりました。

お目当ての山根さんですが、中学生の時に全国コンクール1位を取られた後、小さいホールで聴ける機会があり、その時既に天才でした。
今プロとしては、風格も含め、まだ駆け出しの感じは否めません。 やはり音が微妙にずれるところがあったり、細かい音の箇所で詰めが甘い感じの所がありました。
でも、既に日本で有数のバイオリニストになっていると思います。コンクールに挑戦したり華々しくCDデビューしたりしてくれたら嬉しいと思いました。
カリスマ性もあり、心で弾く演奏家だと思うので、今後がとても楽しみです。

シベリウスの2番は、やはり名演でした。いつの間にか演奏が終わっちゃった感じでした。一瞬一瞬が聴きどころでした。特にピアニッシモが美しく響き、たまりませんでした。
私的にはスタンディングオベーションでしたが、会場は誰もしてなくて、恥ずかしくてできませんでした。
何となく客演ぽい雰囲気もなくはなかったですが、ほぼ指揮者の意図通りで、指揮者を見るだけで次にオケがどんな音を出すか、展開が読めました。
予習でピンと来なかった箇所の魅力も味わえました。

若い、元気、才能もやる気も満ち満ちている。
いつまでも私の心に残る名演でした。

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菊池洋子(ピアノ)@横須賀芸術劇場(2016年5月15日) [趣味]

・スカルラッティ 3つのソナタ
  ホ長調 K.380 , ニ短調 K.1 , ト長調 K.455
・モーツァルト キラキラ星変奏曲 Kv.265
・モーツァルト ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 Kv.284 「デュルニツ」
・ショパン 24のプレリュード Op.28
(アンコール)
・プーランク 即興曲 エディット・ピアフを讃えて
・チャイコフスキー 4羽の白鳥の踊り
・リスト(シューベルト) 水の上で歌う

=============================
モーツァルトが得意というピアニストです。
ショパン前奏曲全曲を演奏されるということで、それを目当てに聴きに行ってきました。

大柄で、手も大きいピアニストです。ヨーロッパ人の男性並み、というわけにはいかないと思いますが、女性であることによるハンデはあまりなさそうだと思いました。

やはり古典が得意なピアニストだと思いました。
スカルラッティとモーツァルトは、特に秀逸な演奏でした。
どちらも落ち着いた演奏でした。
モーツァルトソナタは、眠くなりました。もったいないですが、私の中では、眠くならないモーツァルトは、逆にゴチャゴチャした演奏ということなので、モーツァルトらしい演奏だったと思います。ただ、モーツァルトの時代はペダルがなかったはずなのですが、ちょっとペダルを多用されていたような感じがしました。
モーツアルトは、大きいホールよりも小さいホールの方が楽しめたかもしれません。

私のメインの目的は、ショパンの前奏曲でした。全曲が演奏される機会は少ないので、良い機会でした。集中して取り組まれた意欲的な演奏で、会場もとても沸きました。
全体的に少しスピードが速いような気がしました。また、拍子が間違ってしまった(小節が飛んだ)と思われる箇所が14番や16番にあったのが、残念でした。

前奏曲全曲を取り上げる演奏家があまりいない理由が、分かった気がします。
一曲一曲が短いのにコンセプトが違うので、技術以上に集中力等がものすごく必要だと思いました。
素人が一曲一曲勉強するには最適の曲集だと再認識しました。

いろいろ曲の幅を広げたり、モーツアルトを極めたりして、今後も成長して活躍されるピアニストだと思います。
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諏訪内晶子ヴァイオリン・リサイタル2016 横須賀芸術劇場 [趣味]

ピアノ:エンリコ・パーチェ

・モーツァルト ヴァイオリン・ソナタ イ長調 Kv.305
・グリーグ ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ハ短調 Op.45
(休憩)
・武満 徹 悲歌(エレジー)
・フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(アンコール)
・クライスラー クープランの様式による才たけた貴婦人
・ラフマニノフ ヴォカリーズ

超有名バイオリニストが近場の横須賀でコンサート、しかもフランクのバイオリンソナタは大好きな曲なので、聴きに行きました。
私の場合は、ピアノが趣味なので、バイオリンの音色を楽しみつつ、どうしてもピアノメインで聴いてしまうのですが・・・。

諏訪内さんの演奏をちゃんと聴いたのは初めてでした。
比較的、独特の間で弾く演奏家で、あまりビブラートは使われない人なのかなだと思いました。
ビブラート使用は、好みが分かれそうですが、私はビブラートが多めの方が好きです。
さすが、迫力と技巧、圧倒的な存在感がありました。
大きなホールでもきちんと届く音は、聴いていて爽快でした。

最初のモーツアルトからブラボー、最後のフランクの後はブラボーの嵐でした。

ピアニストは、人間味あふれる演奏でした。私はどちらかというとピアノ目当てで聴きに行ったのですが、大満足でした。
ピアノとバイオリンの息も合っていて、よく諏訪内さんの方を見ていらっしゃいました。
フランクの第二楽章は、どうしても合わない箇所が何か所かありました。
どちらかというとバイオリンが走っていたかな。
私は第二楽章だけピアノ伴奏を練習したことがあるので分かったのですが、ピアノは速く弾くのは物理的に無理な箇所がありました。
バイオリンの演奏意図が伝わってきたので、別にいいんですけどね。

演奏会後のCD購入者に対するサイン会は、長蛇の列ができていました。



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全日本学生音楽コンクール 小学生と中学生 ピアノを聴きに行って来ました [趣味]

全日本学生音楽コンクール ピアノ 小学生の部と中学生の部 を聴きに行って来ま した。

小学生はレベルが高かったです。
不勉強で知らない曲が多かったのですが、
小学生だということを忘れさせてくれてしまう演奏シーンがいくつもありました。
特に一位の子のプロコフィエフ つかの間の幻影はオーケストラを連想させるような演奏で、
十分に幻影を堪能させてもらいました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

中学生の部も、熱演でした。
ショパンのバラードとスケルツオが二曲ずつ演奏され、聴き所を堪能しました。
リストのタランテラもスピードが速いけれど安定した演奏で、感心しました。
スメタナのピアノ曲は初めて聴きました。交響詩「我が祖国」と比べると、
案外現代的な曲でした。早速Youtubeで検索し、聴きました。

中学生の二人目の演奏者のサンサーンスの練習曲に、酔いしれました。
ステージに登場した瞬間に、この子上手いかも、と思う雰囲気でした。
第一声の美しいピアニシモと、旋律を浮かせた美的な演奏に完全に魅了されました。
ステージ上に絵が浮かんでくるような演奏なのです。
私の大好きな演奏!もう一度聴きたい!と思ったら、やはり一位でした。
来年の一位入賞者コンサートがとても楽 しみです。
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11/20 若林顕 ベートーベン ピアノソナタ全曲演奏会 第10回 [趣味]

戸塚区さくらホール

・ベートーベン:ピアノ・ソナタ第16番 ト長調 Op.31-1
・リスト:ペトラルカのソネット 第104番
・ショパン:別れの曲、エオリアンハープ、革命、英雄ポロネーズ
・アンコール:ラフマニノフ/幻想的小品集 第1番 悲歌

今回は革命と英雄ポロネーズが入っていたためか、いつもよりお客さんの入りが良かったです。

リストのペトラルカのソネットは予定には無かったのですが、発売中のCDから選曲されたそうです。
今までは、詩的な曲だという印象ぐらいしか持っていなかったのですが、
演奏前の解説で、この曲は恋愛に迷うという内容だと教わりました。
それを念頭に聴いたら、この曲の意図がよく分かりました。
演奏技術も必要ですが、恋愛の迷いの味わいは、大人にしか弾けないな~と感心。

ベートーベンのソナタ16番は、田園(15番)とテンペスト(16番)の間にはさまれた曲です。
予習の段階では、正直、ちょっと退屈かなと思ってしまいました。
今までもそうでしたが、今回も、多彩な音の組み合わせで、退屈どころか、とても魅了させてもらいました。

エオリアンハープは、以前にも一度若林さんの演奏で聴いたことがあって、
その時もミスタッチがあったのですが、今回も数か所ありました。
もしかしたら少し苦手なのかもしれません。

英雄とか革命をプロのピアニストの演奏で聴く機会はなかなか無く、新鮮でした。

次回は1月で、テンペストを聴けるのが楽しみです。
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神奈川フィルハーモニー交響楽団 第312回定期演奏会 [趣味]

2015年9月20日(日)
横浜みなとみらい大ホール

モーツアルト 交響曲39番
ブルックナー 交響曲第4番 ロマンティック
児玉 宏指揮

神奈川フィルは2013年11月のブラームス交響曲第3番とラフマニノフピアノ協奏曲3番を聴きに行って以来です。

ブルックナーのロマンチックは、とても好きな曲の一つなので、演奏を堪能しました。

シルバーウイークは遠出する人も多いようで、案外客の入りは予想より少なめ、という印象。
チケット購入時にはほぼ完売していたので、いろいろ所用で来れなくなったお客さんが多かったのだと思います。

1曲目のモーツアルトの完成度が高かったので、私の中で、ブルックナーの演奏に対する期待が高まりました。

まず驚いたのが、指揮者が楽譜なしで振ったことです。モーツアルトはともかく、ブルックナーもでした。
何度も演奏したことがあるのでしょうが、あの長大曲を暗譜しているとは、天才としか言いようがありません。
指揮が見れる位置で鑑賞したのですが、児玉氏の指揮は演奏者にとって分かりやすそうだと思いました。
客演なのにこの楽団の力を最大限まで引き出していて、指揮者としてだけでなく指導者としても優れた人だと思いました。

演奏は、
冒頭主役のホルンは、やはりボケっとした音が出たり、余計な音が出てしまっていた箇所がありました。
が、以前別の日本の交響楽団で聴いた時も、別の曲ですが海外のオケ(超一流ではないですが)でも、似たようなものでした。
完全ソロパートの一部を除いてはボケ音も無くいい音を出していたので、日本国内でみると、とてもうまい奏者たちだと思います。

トランペットやトロンボーン等金管楽器は、抜かりなく主役を果たしていました。

3楽章が少しパラパラしてしまっていたのが残念でした。ちょっと指揮者の要求するスピードが速かったのもあったかも。

4楽章はメリハリが利いていて、ゾッとさせられる箇所が何か所もありました。

毎回気になるのですが、バイオリン(特に第一)が、16分音符の音などが、微妙にズレて聞こえてしまいます。
これは私の知る限り、少なくともほとんどの在京楽団も同様なので、日本の楽団を聴きに行く場合は、あきらめています。今日の演奏は比較的良い方でした。
・・・湿気の関係で難しいと聞いたことがあるのですが、そこだけ直してくれれば最高なんだけどなあ。
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9/18 若林顕 ベートーベン ピアノソナタ全曲演奏会 [趣味]

戸塚区さくらホール

・ベートーベン:ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調「田園」Op.28
・ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 第1集・第2集
・アンコール: Nino Rota 作曲 ロミオとジュリエット

今回は雨だったこともあってか、前回より微妙にお客さんの数が少なかった気がしました。

田園がおとなし目の曲だったこともあり、演奏時間的にも、ブラームスの曲の方が主役のような感じもありました。

ブラームスの変奏曲は、どこかリスト的な匂いのする曲でしたが、ブラームスらしい重厚さがありました。
難易度が半端じゃないです。腕の動きがすごかったです。離れている鍵盤への移動も命中していて、どうやったらできるのか、不思議でした。

ベートーベンの田園は、コンサート前にCDで聴いてみたときは少し退屈な曲だと思ってしまったのですが、さすが、退屈ではありませんでした。
いろいろな音色を使い分けられた演奏で、とてもきれいでした。

アンコールの曲はテレビなどで耳にすることはあったものの、純クラシックでもない曲で、こういう曲も弾かれるのだなと、若林さんの新しい一面を見た感じです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回、名演を楽しませてもらいましたが、聴く前は、個人的に、ベートーベンのソナタは何となく気が重かったです。

というのは・・・
最近、〇十年ぶりにピアノを習い始めたのですが、先生に、ベートーベンのソナタを弾きたいと言ったら、難しいと言われたのです。(若かった頃に習ったり独習した楽章たちで、技術的な難易度はそれほど高くないものなのに、です。)
同じような難易度・むしろ難易度が高いショパンの曲とかは、弾いてみましょう、と言われました。
若い頃のレパートリーはベートーベンのソナタが比較的多かったので、これは、面くらいました。

今回のコンサートで若林さんの演奏を聴いて、(技術的にはそれほど難しくないものですら)やっぱり難しいものなのだな、と再認識しました。
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7/10 若林顕 ベートーベン ピアノソナタ全曲演奏会 [趣味]

2か月に一度、金曜の夜に、1時間~1時間半ほどのプログラムで、ベートーベンのピアノソナタを1~2曲ずつ、ピアニストの若林顕さんが弾くという取り組みです。
毎回、ソナタ以外に、別の作曲家の小品や中規模な曲も演奏されます。

この取り組みは去年から行われていたのですが、去年は何となく行きませんでした。
ベートーベンのピアノソナタって、重い気がして。コンサートの日に用事がないとは言えないし。

でも今年は通し券を買いました。
今年は、葬送行進曲付き・月光(以上演奏済)、テンペスト・ワルトシュタインを聴けるからです。
それに、案外、ベートーベンピアノソナタは、重くない曲もあります。
半分ぐらいは知らない曲なので、毎回予習してます。

会場は、戸塚区文化センター さくらプラザという、席数451席の小規模ホールです。
正直、戸塚(のような田舎)でこのような取り組みをして、お客さんが入るのかな?と思いました。
でも、毎回、売り切れにはなっていないものの、きちんとお客さんが入っています。毎回同じような席が埋まっているので、通し券で来ているお客さんが結構いる印象です。
お客さんは、やはりクラシックの大ファンが多いからなのか、マナーも良いです。

この小さなホールでなぜコンサートをするのかな?と思ったのですが、若林さん自身がとても楽しんでいらっしゃると感じました。
サロン的雰囲気もあり、ステージと客席が比較的近いんです。客の側にも緊張感があるし、ピアニストも客の反応を直に感じていらっしゃいそうです。
最初に2~3分、今日の曲目について、若林さんの解説があります。もちろんピアニストとしての感性を込めた解説ですので、それを念頭に聴くと一層曲を味わえます。

今回は月光と、プロコフィエフのソナタ8番を中心としたプログラムでした。
特に月光の第一楽章が印象的でした。静けさの中にとてつもない緊張感がありました。

お客さんはやはり高齢の人が多いです。
ピアノを習っている小中学生に、もっと聴いてほしいなと思いました。
ピアノレッスンを受けるのも上達に欠かせないですが、小さいホールでプロの演奏を聴くのはもっと刺激になると思います。
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ロシア国立交響楽団 [趣味]

ヴァレリ―・ポリャンスキー指揮、ロシア国立交響楽団
チャイコフスキー 交響曲4・5・6番
2015年7月12日@みなとみらいホール
を聴きに行ってきました。(もう7/17です。ちょっとレビューを書くのが遅れました。)

どんな指揮者・交響楽団なのかまったく予備知識なく、価格(12,000円)と曲目が魅力的だったので、チケットを取りました。
もちろんこの価格だとロシアでは二番手なんだろうなと思いましたが、とても充実した演奏を聴けました。

交響曲3曲は疲れそうだと思いましたが、途中に休憩があったためか、案外疲れませんでした。

4番は少しオケの音がパラパラした箇所があったかなと思います。3-4楽章の間に間があったので、間がない方が良かったなと思いました。

5番は抜かりのない演奏でした。私は個人的にこの3曲の中で5番はあまりなじみがなかったのですが、今回の演奏は5番が一番良かったです。

6番(悲愴)は、生で聴くと、作曲者と指揮者の思いが伝わってくる曲です。最終楽章では、周囲に理解されない深い苦悩が、伝わってきました。ただ、休符の後でバイオリン等が一斉に出ずにパラパラしていたところがあり、残念でした。
第三楽章は、抑え気味の演奏と思いきった演奏とに二分される気がしますが、今回はかなり思いきった演奏だったと思います。

会場はほぼ満員で、最後の拍手の時は立っているお客さんもいました。

ものすごく完璧な演奏というわけではなかったと思いますが、交響曲を3曲一度に聴けたことと、本場のオケを聴けただけで大満足でした。

日本の交響楽団には出せない音がたくさんあったと思います。日本の楽団も頑張ってはいるのですが、どうしても、弦楽器の音が微妙に低かったり、音がカサカサしていると感じてしまうことがあります。また、金管は思いっきりぶりがちょっと足りないなと思ってしまうことがあります。
今回のロシア交響楽団の演奏は、そういう点を気にせずに楽しめる演奏でした。
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「三大ピアノ協奏曲の響宴」を聴きに行きました [趣味]

技術英語ではありません。

東京フィル(梅田俊明指揮)と清水和音さんの共演の「三大ピアノ協奏曲の響宴」(サントリーホール、2011年1月15日)に行きました。素人の独断の感想を書いてみたいと思います。

ベートーベンの皇帝、チャイコフスキーの1番、ラフマニノフの2番、という曲目でした。この曲順だと思っていたのですが、演奏された順番は、チャイコフスキーの1番、ラフマニノフの2番、ベートーベンの皇帝、でした。

サントリーホールには初めて行ったのですが、他のホールには無い独特の響きだと思いました。前の方の席だったのですが、ダイレクトに音が飛んでくるというよりは、少し離れた所から優しく響く、という印象でした。

チャイコフスキーが始まるとすぐ、蛾か蝶がステージ周辺でパタパタし始めました。(それまで居なかったのに。)何もないかのように演奏は続きました。

清水さんは、タッチは相変わらず柔らかくて、チャイコフスキーは絶品でした。耳に心地良く、オーケストラとの掛け合いも完璧でした。細かい音まできちんと鳴っていて、軽いタッチなのにフォルテはきちんと目立っていて、ピアニッシモは遠くの方まで響く音でした。素晴らしかったです。ただ、曲の最後でヤケにオーケストラが盛り上がりました。次のラフマニノフ2番に、この盛り上がり過ぎた雰囲気を引きずってしまうのではないかと心配になりました。


予想は少し的中し、ラフマニノフ2番の序盤は、オーケストラがかなり頑張っていて、ピアノがかなり消されてしまった感じを受けました。それでも、やがて、第1楽章はピアノ主体で進み始め、第2楽章では美しいメロディーを存分に聴かせてもらいました。

しかし、第3楽章は、少しガチャっとして苦手なのかなと思えてしまうフレーズがあったり、オーケストラが速過ぎてピアノが流れてしまったり、そのせいか目立つミスタッチが随所にあり、とても残念でした。曲の最後の一番格好いい見せどころもさらっと流れてしまっていました。リハーサルの時は上手くいっていたのだろうと思いますし、去年の8/2にはラフマニノフの3番を完璧に弾かれたので、その時の運、みたいなものなのでしょう。観客の拍手はこの曲が一番大きかったので、この曲の持つ力所以なのかなと思いました。


その後、休憩をはさんで、ベートーベンの皇帝でした。タッチを前2曲とはガラリと変えて、カチッとしたしっかりした音を出されていて、オーケストラとのバランスも最良でした。この曲でも、いろいろな音色を使い分けられていて、ベートーベンのピアノ協奏曲のいろいろな面を聴くことができました。
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クラシックヨコハマ [趣味]

技術英語ではありません。

横浜市が、みなとみらいホールを中心に秋季~冬季にかけて「クラシックヨコハマ」という企画をしています。さまざまなクラシック音楽の企画が行われています。
その中で、昨年の全日本学生音楽コンクールの横浜市民賞受賞者によるコンサートに、行ってきました。

5人の演奏者(ピアノ、声楽、バイオリン)による充実した演奏を聴けました。
会場はホールではなくレセプションルームで、ピアノはスタインウェイではなくヤマハなのがとても残念な程、充実した演奏でした。
中学ピアノ部門で昨年1位と市民賞だった石田啓明さんの演奏にとても感動したので、石田さん目当てで聴きに行きました。今回の石田さんの曲は、リストの「ダンテを読んで」でした。テクニックはもちろん、リスト的な曲風に宗教的な匂いも載せなければならない難曲です。石田さんは曲の中に盛り込まれているさまざまな要素を余すところなく表現されていて、pppからfffまでとてもきれいな音でした。私も集中して曲にのめりこみ、この曲の新しい面も発見でき、とても感動しました。石田さんが出る企画は今のところは終了してしまったようなのですが、再び演奏を聴きたいと切に望みます。
演奏会後少し交流会ぽい雰囲気になったのですが、声をかける勇気が無く、後悔しました。

今年中学生ながら日本音楽コンクールで1位を獲得された山根一仁さんのバイオリンも聴くことができました。中学生とは思えない演奏といでたちで、度肝を抜かれました。間近で聴くことができ、大満足でした。今後の活躍が楽しみです。
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サンフランシスコ・モニュメントバレーなどの旅行記 [趣味]

技術英語ではありません。

シルバーウイークにサンフランシスコ・ラスベガス・アンテロープキャニオン・モニュメントバレー・グランドキャニオンに行きました。
定番中の定番の場所なのに、相方の好みで、アンテロープキャニオン・モニュメントバレー・グランドキャニオンのツアー以外は、相方が計画・予約をしました。

サンフランシスコ・モニュメントバレーは、もう一度行きたいです!
印象的だったことを書きます。

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「清水和音 3大ピアノコンチェルトに挑む」に行きました。 [趣味]

技術英語ではありません。

2010年8月3日(月曜)に、仕事帰りに、東京文化会館での「清水和音 3大ピアノコンチェルトに挑む」に行きました。週初めからバテバテです。ベートーベンの3番、リストの1番、ラフマニノフの3番でした。普通、オーケストラのコンサートは、「序曲・協奏曲・交響曲」という構成が多いので、この企画は、ちょっと変わってます。

ラフマニノフの3番が演奏される機会は、毎年、首都圏でも2-3回しかありません。自分の用事と合うとも限らなかったり、一緒に演奏される交響曲が好きではなかったりする場合もあるので、このコンサートには飛びつきました。リストの1番もそんなにしばしば演奏されるわけではないので、この2曲を聴けるだけでオトク感がありました。

清水さんの生演奏は初めて聴きました。とても、かっこ良かったです。最後までバテることない、気合が伝わってくる演奏でした。ピアノ主導の演奏だったと思います。
フォルテ以下のところは、鍵盤に触っているだけのように見えました。が、音量はきっちり出ていたので、不思議でした。ピアニッシモ以下のところは、弱いのだけれと会場全体に染み入るような丁寧な音で、私はクラシックのコンサートで聴いたことがない音でした。重厚な音色と甘美な音色が見事に使い分けられていました。渋さはあまりなく、活気あふれる演奏だったと思います。あっという間の3曲でした。

私は外国の巨匠の演奏は生演奏ではほとんど聴いたことがないのですが、そちらの方向に行ってる人なんじゃないかなと思いました。来年の今頃にラフマニノフの1-4番とパガニーニの主題による狂詩曲を1日で演奏されるみたいなので、とても楽しみです。
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湘南台トワイライトコンサートシリーズ2010~ブラームスの肖像~Vol.1鍵盤 [趣味]

技術英語ではありません。

2010年5月22日、湘南台の小さなホールで、ブラームスの曲だけのコンサートに行きました。15分の休憩を挟んで4時間という長いコンサートでした。今回は鍵盤でしたが、声楽等、計4回行われるそうです。

斉藤雅広・古賀大路(高校生)・若林顕・菊地裕介・杉谷昭子の出演で、ブラームスの多様なピアノ曲に触れることができました。

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英会話AeonのFrontiersコースを終了しました [趣味]

2年間、英会話のAeonのFrontiersというコースに通っていたのですが、今日、全ての課を終わりました(都合で1回だけ欠席しました)。ディスカッションのクラスで、私は習得には程遠いですが、とりあえず、達成感だけは味わう事ができています。
もう2、3巡しても足りないぐらいですが、同じ教材で繰り返すのもつまらないので、とりあえず、「終了」ということにしました。

Frontiersの全レッスンは、88レッスンです。毎回異なる話題について、ディスカッションします。
週一回通うペースだと、二年かかります。一回は50分授業で、2ヶ月に一度ぐらい、お休みの週が1回あります。
1ヵ月のレッスン代は、諸費用も合わせて、だいたい、1万2000円ぐらいです。(イーオンは、人数と振り替えのしやすさによって、授業料のランクが2種類に分かれています。Frontiersは安い方のコースです。)
イーオンの授業はほぼ全てのコースで予習が必要です。このFrontiersも予習が必要です。Frontiersは上級者向けクラスということになっていますが、Aeonに長年通っていると、取るコースがなくなってきて、自動的にここに入れられます。

88種類もよく話題があるなぁというぐらい、いろいろな話題について、意見を求められます。日常会話は少なくて、「遺伝子組み換え」「アート」「インターネット」「成人教育」などが話題です。各話題について、テキストに質問が用意されていて、それらについて話しあいます。

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全日本学生音楽コンクールを聴きに行きました [趣味]

技術英語ではありません。

11/28(土)と29(日)、全日本学生音楽コンクール(横浜市・みなとみらい小ホール)を聴きに行きました。

横浜開催になってから、毎年、何かの分野を聴きに行っています。今年は、中学生のピアノと小学生のバイオリンを聴きました。私は趣味程度でピアノを弾くので、特にピアノを、熱を入れて見ました。

小中学生だと思って演奏を聴くと、あまりのすごさに度肝を抜かれます。子供が弾いているということを全く忘れ、普通のコンサートとして、とても楽しませていただきました。才能の宝庫たちに出会い、不思議な世界に連れて行かれた感じがしました。

全員の出場者がすごく上手でびっくりしました。その中でも、ピアノの中学生の1位の方(石田さん、リストの超絶技巧の「英雄」とショパンのスケルツオ3番)と、バイオリンの小学生の2位の方(福田さん、とってもちっちゃい子でした。チャイコフスキー協奏曲第三楽章)、バイオリンの小学生の横浜市民賞受賞者の林さん(とても深くて渋い味わいでした)、には、鳥肌が立ちました。彼らには「何か」が降りてきているように感じられました。聴いている私が、トランス状態になるような感覚を味わいました。

いくつか大好きな曲を聴くこともできました。中でも、中学生でリストのメフィストワルツを弾いた方がいたのですが、すごいスピードで、大感動でした。この曲は有名ですが、プロのコンサートではなぜかあまり上演されないので、聴くことができておトクでもありました。

上位入賞者や横浜市民賞受賞者は、来年横浜市内でミニコンサートに出演されることもあるそうです。今回の出演者の、他の曲の演奏も聴いてみたいと思うので、今からとても楽しみです。
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台湾旅行 [趣味]

少し遅れましたが、台湾旅行の日記をアップしてみました。
技術英語的記事はありません。

シルバーウィークに台湾に旅行に行きました。

目的は、故宮博物院と台湾新幹線です。

台湾は、日本とほとんど同じ感覚で旅行ができました。とてもラクに旅行できて、癒されました。(私の感想ですので、ご容赦ください)

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「それでも、日本人は「戦争」を選んだ」 [趣味]

技術英語ではありません。

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

それでも、日本人は「戦争」を選んだ

  • 作者: 加藤陽子
  • 出版社/メーカー: 朝日出版社
  • 発売日: 2009/07/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


雑誌の(新聞だったかもしれません)書評欄で見かけ絶賛されていたので、読んでみました。また、Hirosuke様のブログでこの本が取り上げられています。
私は学生時代、歴史が苦手でした。暗記科目という事もあるのですが、同様に暗記科目である英語や生物ではそれほど苦労しなかったので、科目としてというより学問としての歴史が苦手なのだと思います。
ということで、この本も、とても難しかったですが、有名進学高校の歴史研究部での講義を本にしたということで、かなりとっつきやすいと思います。

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中森明菜コンサート@横浜Blitz [趣味]

技術英語ではありません。

横浜Blitz(ブリッツ)でこの夏連続で行われている中森明菜コンサートに行ってきました。(ネタバレがあります)

初めて行きました。この機会を逃すと次はいつになるか分からないと思い、1時間半の公演でチケット代は12000円と高かったのですが、行ってみることにしました。
私は、彼女がアイドル時代(今もですが)アイドル全般を好きではなく、彼女のことも特に好きというわけではありませんでした。でも、最近はボーカリストとしてカバーアルバムを出すという新境地を開き、古いポップス音楽を後に残すことに貢献している一人だと思います。
(他に、小田和正やミスチルも、カバーを歌っていて、名曲ポップスを後に残そうとしている方々だと思います)

客層は40代以降の人が多かったと思います。小学生の子供を連れているお客さんもいました。
曲目はフォークのカバーのみでした。彼女の往年の名曲の演奏はありませんでしたが、フォークに統一したことで客側も集中できた気がします。
伴奏の多くが予め録音されたものだったことがとても残念でした。フォークのカバーなのでギターが生演奏だと良かったのにと思います。横浜開港150周年のイベントの一環だったので、いろいろな準備が間に合わなかったのかもしれませんが。
彼女なら、ギター1本とドラムとキーボードぐらいだけでも十分聴かせれたと思います。渋くて低い声は健在で、よく鍛錬されていると思いました。いろいろな経験をした女性だからこそ出せる味のようなものを、感じました。
MCで「オリジナルは売れない」と言っていましたが、中年以降が聴ける演歌以外の歌に、まだまだ彼女が入り込める需要があるんじゃないかなと思いました。
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コンクールの市民審査員 [趣味]

技術英語ではありません。
ピアノコンクールの市民審査員をしてきました。
プロの審査員が選ぶ受賞者(1位から3位)に加えて、地域住民からも一人選ぼうと企画された賞です。審査員に応募して、抽選の結果当選しました。

12人の小学生のピアノを聴きました。

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