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菊池洋子(ピアノ)@横須賀芸術劇場(2016年5月15日) [趣味]

・スカルラッティ 3つのソナタ
  ホ長調 K.380 , ニ短調 K.1 , ト長調 K.455
・モーツァルト キラキラ星変奏曲 Kv.265
・モーツァルト ピアノ・ソナタ 第6番 ニ長調 Kv.284 「デュルニツ」
・ショパン 24のプレリュード Op.28
(アンコール)
・プーランク 即興曲 エディット・ピアフを讃えて
・チャイコフスキー 4羽の白鳥の踊り
・リスト(シューベルト) 水の上で歌う

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モーツァルトが得意というピアニストです。
ショパン前奏曲全曲を演奏されるということで、それを目当てに聴きに行ってきました。

大柄で、手も大きいピアニストです。ヨーロッパ人の男性並み、というわけにはいかないと思いますが、女性であることによるハンデはあまりなさそうだと思いました。

やはり古典が得意なピアニストだと思いました。
スカルラッティとモーツァルトは、特に秀逸な演奏でした。
どちらも落ち着いた演奏でした。
モーツァルトソナタは、眠くなりました。もったいないですが、私の中では、眠くならないモーツァルトは、逆にゴチャゴチャした演奏ということなので、モーツァルトらしい演奏だったと思います。ただ、モーツァルトの時代はペダルがなかったはずなのですが、ちょっとペダルを多用されていたような感じがしました。
モーツアルトは、大きいホールよりも小さいホールの方が楽しめたかもしれません。

私のメインの目的は、ショパンの前奏曲でした。全曲が演奏される機会は少ないので、良い機会でした。集中して取り組まれた意欲的な演奏で、会場もとても沸きました。
全体的に少しスピードが速いような気がしました。また、拍子が間違ってしまった(小節が飛んだ)と思われる箇所が14番や16番にあったのが、残念でした。

前奏曲全曲を取り上げる演奏家があまりいない理由が、分かった気がします。
一曲一曲が短いのにコンセプトが違うので、技術以上に集中力等がものすごく必要だと思いました。
素人が一曲一曲勉強するには最適の曲集だと再認識しました。

いろいろ曲の幅を広げたり、モーツアルトを極めたりして、今後も成長して活躍されるピアニストだと思います。
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