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山田和樹指揮 バーミンガム市交響楽団 バイオリン山根一仁 [趣味]

横浜みなとみらいホール 6/29(水) 19:00ー21:20

ウェーバー:歌劇「オベロン」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
シベリウス:交響曲 第2番 ニ長調 作品43

指揮者を見たいので、裏側の席があるホールは、空いていれば裏側の席を取っています。その方がチケットも安いので、私には一石二鳥です。
席は9割ぐらいは埋まっていました。

最初の曲から指揮者とオケの力のこもった演奏に酔いしれました。弦の伸びや金管の思いっきりの良さはさすがと思いました。次の二曲への期待が高まりました。

お目当ての山根さんですが、中学生の時に全国コンクール1位を取られた後、小さいホールで聴ける機会があり、その時既に天才でした。
今プロとしては、風格も含め、まだ駆け出しの感じは否めません。 やはり音が微妙にずれるところがあったり、細かい音の箇所で詰めが甘い感じの所がありました。
でも、既に日本で有数のバイオリニストになっていると思います。コンクールに挑戦したり華々しくCDデビューしたりしてくれたら嬉しいと思いました。
カリスマ性もあり、心で弾く演奏家だと思うので、今後がとても楽しみです。

シベリウスの2番は、やはり名演でした。いつの間にか演奏が終わっちゃった感じでした。一瞬一瞬が聴きどころでした。特にピアニッシモが美しく響き、たまりませんでした。
私的にはスタンディングオベーションでしたが、会場は誰もしてなくて、恥ずかしくてできませんでした。
何となく客演ぽい雰囲気もなくはなかったですが、ほぼ指揮者の意図通りで、指揮者を見るだけで次にオケがどんな音を出すか、展開が読めました。
予習でピンと来なかった箇所の魅力も味わえました。

若い、元気、才能もやる気も満ち満ちている。
いつまでも私の心に残る名演でした。

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