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2017年3月8日 金子三勇士(ピアノ)@みなとみらいホール [趣味]

【第1部】
ショパン:英雄ポロネーズ
      幻想即興曲
     革命
ラフマニノフ:前奏曲集 Op.3-2 「鐘」
バルトーク:ピアノ・ソナタ

【第2部】
リスト:ハンガリー狂詩曲 第6番
    愛の夢
    ハンガリー狂詩曲 第2番
    コンソレーション第3番
    巡礼の年 第2年 イタリアより 「ダンテを読んで」

アンコール リスト:ラ・カンパネラ

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ますますファンになったコンサートでした。

客席数の多いホールで、少なくとも1Fは満席でした。平日午後ということもあり、高齢者と女性のお客さんが多かったです。

金子さんのコンサートは、ご自身が司会進行されるのが特徴です。次期「題名のない音楽会」の司会に抜擢されるのではないかと思うぐらい弁舌です。

今日の演奏は、かなり頑張られているのが伝わってきました。少し頑張りすぎていた気がします。低音が少しハウリング気味でした。そもそも、ソロには大きすぎるホールなのです。

金子さんは、一般的な日本人ピアニストとは、かなり違います。

私の個人的な感想ですが、ほとんどの日本人ピアニスト、特に男性は、演奏がおとなしい気がします。ちゃんと弾こうとし過ぎるために、ミスタッチはないけれど小さくまとまりがちです。

金子さんは逆です。エネルギッシュなあまり、荒削りなところがあります。ミスタッチもわりと多めです。若いので発展途上なところもあると思います。
が、それを補ってあまりある表現力です。
作曲家によってかなり音色を使い分けられていました。ピアニッシモはとてもきれいですが、元気なところはとことん元気です。

東欧のにおいのする演奏でもあります。リストのラ・カンパネラすら、ハンガリーの味が加味されていました。小さい頃に留学で身につけたリズム感だと思います。

今日の中では、ハンガリー狂詩曲2番が特に秀逸で、ジプシー(ロマと言うそうです)音楽の色の出た素晴らしい演奏でした。
「ダンテを読んで」も、哲学的な内容が詰まっていて、聴きごたえがありました。

第二部の終演後にサイン会があり、CDを購入してサインをいただきました。長い列ができていました。
写真でみるのと同じ、好青年でした。

また横浜でステキな演奏を聴かせてくださいね!
DSC_0808.jpg

~~Today's BGM~~
金子三勇士演奏 リスト ラ・カンパネラ(ご注意:YouTubeの画面が開き、音が出ます。広告が流れる場合もあります)

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