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神奈川フィルハーモニー交響楽団 第312回定期演奏会 [趣味]

2015年9月20日(日)
横浜みなとみらい大ホール

モーツアルト 交響曲39番
ブルックナー 交響曲第4番 ロマンティック
児玉 宏指揮

神奈川フィルは2013年11月のブラームス交響曲第3番とラフマニノフピアノ協奏曲3番を聴きに行って以来です。

ブルックナーのロマンチックは、とても好きな曲の一つなので、演奏を堪能しました。

シルバーウイークは遠出する人も多いようで、案外客の入りは予想より少なめ、という印象。
チケット購入時にはほぼ完売していたので、いろいろ所用で来れなくなったお客さんが多かったのだと思います。

1曲目のモーツアルトの完成度が高かったので、私の中で、ブルックナーの演奏に対する期待が高まりました。

まず驚いたのが、指揮者が楽譜なしで振ったことです。モーツアルトはともかく、ブルックナーもでした。
何度も演奏したことがあるのでしょうが、あの長大曲を暗譜しているとは、天才としか言いようがありません。
指揮が見れる位置で鑑賞したのですが、児玉氏の指揮は演奏者にとって分かりやすそうだと思いました。
客演なのにこの楽団の力を最大限まで引き出していて、指揮者としてだけでなく指導者としても優れた人だと思いました。

演奏は、
冒頭主役のホルンは、やはりボケっとした音が出たり、余計な音が出てしまっていた箇所がありました。
が、以前別の日本の交響楽団で聴いた時も、別の曲ですが海外のオケ(超一流ではないですが)でも、似たようなものでした。
完全ソロパートの一部を除いてはボケ音も無くいい音を出していたので、日本国内でみると、とてもうまい奏者たちだと思います。

トランペットやトロンボーン等金管楽器は、抜かりなく主役を果たしていました。

3楽章が少しパラパラしてしまっていたのが残念でした。ちょっと指揮者の要求するスピードが速かったのもあったかも。

4楽章はメリハリが利いていて、ゾッとさせられる箇所が何か所もありました。

毎回気になるのですが、バイオリン(特に第一)が、16分音符の音などが、微妙にズレて聞こえてしまいます。
これは私の知る限り、少なくともほとんどの在京楽団も同様なので、日本の楽団を聴きに行く場合は、あきらめています。今日の演奏は比較的良い方でした。
・・・湿気の関係で難しいと聞いたことがあるのですが、そこだけ直してくれれば最高なんだけどなあ。
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