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コンクールの市民審査員 [趣味]

技術英語ではありません。
ピアノコンクールの市民審査員をしてきました。
プロの審査員が選ぶ受賞者(1位から3位)に加えて、地域住民からも一人選ぼうと企画された賞です。審査員に応募して、抽選の結果当選しました。

12人の小学生のピアノを聴きました。


小学生の本格的な演奏を聴くのは初めてだったので、度肝を抜かれました。
小学生なので、ステージでおじぎする時の雰囲気は、正直、「ポニョ」の歌を歌う大橋のぞみちゃんとほとんど変わりません。
でも演奏が始まると、本当に小学生か疑う程の、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
曲目は、一応小学生らしい曲(シューベルトの即興曲)から大人っぽいショパンのスケルツォとか現代曲まで、様々でした。

市民審査員に参加した一つの目的に、プロの審査員はどういう演奏を良いと思うのか知りたい、ということもありました。
去年は同じコンクールのピアノの高校生部門で審査員をさせていただいたのですが、優勝者と市民賞受賞者が一致しました。素人の私から見ても、優勝者は、まるでゲストかと思うほどの演奏を聴かせてくれました。

でも小学生って難しいなと思いました。
まず、女の子たちの方が、男の子たちより体格がかなり大きかったです。女の子の方が成長が早いので圧倒的に有利であることに、今日初めて気づきました。体格に相当差があるということは、手の大きさとか指の力もかなり違うはずなので、男の子はちょっと可哀想な気がしました。

プロが選んだ優勝者は、現代曲を完璧に弾きこなした女の子の演奏者でした。音がキレていて、とても緊張感のある演奏でした。
一方、市民賞は、かなりトチってしまったけれど音質が圧倒的にすばらしかった(と私は思った)男の子の演奏者でした。私もその演奏者を選びました。素人なのでよく分からないのですが、まだ小学生なのでトチりは緊張が原因の場合もあるし、音質はなかなか練習だけでは良くならず才能の部分が大きいと思うからです。また、まだまだずっと聴いていたい・もう終わっちゃうの、と思った演奏者は、私はこの子だけでした。
曲目はショパンのスケルツォ2番だったのですが、目を閉じて聴いているとまるで告白されているかのような甘美な世界が広がり、トチリが気にならないほど音質が良かったと思いました。
彼は閉会後に市民賞の審査室に来てくれたのですが、とてもちっちゃくて、ニコニコしている、どこにでもいる可愛い小学生でした。そのギャップに再び驚きました。
この審査員の企画をしてくれた市に感謝しつつ、来年もこの審査員に参加したいなと思います。
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