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ハンガリー国立フィル(ゾルタン・コチシュ指揮) [趣味]

(趣味カテゴリーです)
昨日、ハンガリー国立フィルの演奏をみなとみらいホールに聴きに行ってきました。
ハンガリー国立フィルを聴くのは初めてでした。(小林研一郎が桂冠指揮者をしている楽団です。)ゾルタン・コチシュ(ピアニスト)のCDを持っていてCDの演奏がすごかったので、聴きに行ってみようと思いました。

演奏そのものに入り込める演奏でした。しばらく、この音や、曲の中の微妙な間の緊張感などを、忘れられないと思います。

ステージの真左の奥の席で、打楽器のすぐ横だったので、打楽器がすごい大音量でした。
また、金管の音も近かったのですごく聴こえてきて、バランスとしては妙でした。
正面で聴けばちょうどいいバランスだったと思います。やはり、音を追求するのならちょっと遠くても正面で聴くべきかな~と思いました。
その代わり良かったのは指揮者の表情とかがよく見えたことです。
だから、いつもはオーケストラ全体の演奏として聴こえてくる演奏が、指揮者の演奏みたいに聴こえました。

曲目は「スラブ行進曲」「ベートーベンピアノ協奏曲第四番」「チャイコフスキー交響曲第六番悲愴」で、ピアノ協奏曲は弾きながら指揮をしていました。今回は全体を見渡せる位置の席に座ったということもあるためか、指揮者と独奏者とオーケストラという3者が交錯しあう演奏に比べて、ピアノとオーケストラの一体感を圧倒的に感じることができました。もしかしたら弾き降りの方が演奏として面白いのではないか、と思えてきました。

悲愴は、楽章と楽章の間にほとんど間がなくて、特に、3楽章から4楽章に移るところは本当に一瞬で雰囲気をガラッと変えたので驚きでした。2楽章は、CDでは気づかなかったのですが5拍子なのです。多分演奏家泣かせ? 3楽章は元気っぽい行進曲ですが、この演奏では極力抑え気味な感じがしましたし、結構各パートがパラパラした感じがしたのですが、徐々に統合されていった感じがしました。悲しげなメロディーを奏でる弦楽器の音は、ホールだからこその音だなと思いました。技術的にも、音が一瞬止まる間や、最後のコントラバスのソロなど、かっこよくて、聴き所満載でした。

また来日したら、聴きたいと思いました。


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コメント 2

えむ(Capricchio)

本日は記事へのお誘いをありがとうございました。
技術英語。。。少しだけかかわりがあります。
(英語ではなく、技術や工業の方)

コチシュさんのショパンやリストを聴くのが好きでした。
しばらく遠ざかっておりましたが、次のリサイタル(あるのか?)には
行ってみたいと思っています。
by えむ(Capricchio) (2006-07-06 22:36) 

oceanbridge

コメントありがとうございます。今回の来日ではソロコンサートもあったみたいですが、確かモーツアルトとバルトークで、私はあまり興味がないのでやめました。でも今回のオケを見て、次回はソロも聴きたいなと思いました。
by oceanbridge (2006-07-07 20:49) 

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