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before~は、「~」が生じる・起こることが前提。 [技術英語]

エンジニアが書いた英文を(偉そうにも)推敲することがあるのですが、興味深い文を見つけました。ソフトウェアの仕様書で、"before the Yes or No button is not clicked"(YesまたはNoボタンが押されない前に)という表現を見つけました。

"The software shall close the dialog box when data download is completed before the Yes or No button is not clicked."(ソフトウェアは、データダウンロードが完了してYesまたはNoボタンが押されない前に、ダイアローグボックスを閉じること)
日本語としても不思議な文です。「YesまたはNoボタンが押されない前に」ではなく「YesまたはNoボタンが押される前に」ではないかと思い、意味を尋ねました。

その結果、「データダウンロードが完了した後にYesまたはNoボタンが押されない場合は」という意味だと分かりました。(The software shall close the dialog box if the Yes or No button is not clicked upon completion of data download.)

時系列が「データダウンロード完了=>Y/Nボタンを押さない=>ダイアローグボックスが閉じられる」なので、"before the Yes or No button is not clicked"と書かれたのですが、そういえば、before~は、~の部分の出来事が生じる場合しか使えないことに気付きました。
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片岡先生から講習会の案内をいただきました。 [技術英語]

「必携技術英文の書き方55のルール」と「テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ」の著者・訳者である片岡先生から講習会の案内をいただきました。
http://bridge2005.blog.so-net.ne.jp/2010-03-27にコメントをいただきました。)

2010年 9月28日(火) 10:30~17:30
「人を動かす英文ビジネス文書」の書き方実践講座 ~演習付
会場:西新宿日本テクノセンター研修室

詳細は、
http://www.j-techno.co.jp/test/index.cgi?mode=sem&unit=2010092801(日本テクノセンターのサイト)
http://ee.asahipress.com/menu/event.html#business(朝日出版社のサイト)
をご覧下さい。
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“violation or threatened violation of this agreement” 本契約の侵害または侵害のおそれがある場合 [技術英語]

契約書を和訳していて、“violation or threatened violation of this agreement”をどう訳すか迷いました。

threatenedは「のおそれ」だと察しはついたのですが、正確性を期すために英辞郎で調べました。でも、ピンと来る和訳がなかったので、http://dictionary.reference.com/で見ました。
threaten=to given an ominuous indication of, to indicate impending evil of mischiefとありました。

また、“threatened violation * 侵害”で検索したら、中国語のサイトばかりが出てきて、さらに、”actual violation or threatened violation”という形で多く使われていることが分かりました。その中国語をhttp://www.altavista.com/で英語に訳したら、possibleと英訳されました。


契約・法律用語英和辞典

契約・法律用語英和辞典

  • 作者: 菊地 義明
  • 出版社/メーカー: IBCパブリッシング
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本


その後、ダメもとで、「契約・法律用語英和辞典」で調べてみたら、見出し語にありました。つい、ネットに頼ってしまったのですが、正確性を期すためにも、最初からこの辞典を見れば良かったです。専門的な契約書の和訳ではなかったこともあってか、この本は重宝しました。
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singleの意味「個別の、バラバラになっている(とはいえ、互いに無関係とは限らない)」 [技術英語]

(コメントをいただき、当初の題名と記事の内容を変更しています)
ネイティブの英語で、
“Customize single messages”という表現に出会いました。
singleは「一つの」という意味なのになぜ複数形なのか分かりませんでした。
「単一の」のような意味がこめられているフレーズ(a single parent・a single room・a single source device(電源が一つの装置))もありますが、そういうシチュエーションでもありませんでした。

調べると、http://questionbox.jp.msn.com/qa1817678.htmlにあるような、「一つ一つの」ということを強調したい表現かと思えたのですが、コメントをいただき、「個別の、バラバラになっている(とはいえ、互いに無関係とは限らない)」の意味だと分かりました。
(詳しくは、コメントをご覧下さい)

ちなみに、single point of failure(単一故障点)という用語がありますが、この複数形を調べてみたら、面白いことが分かりました。
"single points of failure"は2,980,000 件
"single points of failures"は69,700 件
"single point of failures"は198,000 件
(いずれも、検索を”英語・アメリカ合衆国”に絞っても、それぞれ10%ぐらい少ないだけで、ほぼ似た割合でした)
ということで、圧倒的に"single points of failure"です。ただ、他の2つも数が多いので、使用者の間で揺れが生じていることが分かりました。
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「必携技術英文の書き方55のルール」の著者片岡先生に偶然お会いできました。 [技術英語]

(先生からコメントと講習会の案内をいただきました。)

必携技術英文の書き方55のルール

必携技術英文の書き方55のルール

  • 作者: 片岡 英樹
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2004/06/16
  • メディア: 単行本


テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ

テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ

  • 作者: メアリ・K・マカスキル
  • 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ちょっと自慢です。
技術翻訳のバイブルとも言うべき「必携技術英文の書き方55のルール」と、新バイブルとも言うべき「テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ」の著者である片岡英樹先生に、偶然お会いできました。

工業英語協会が主催する講習会に参加したのですが、片岡先生も来られていたのです(もちろん、生徒としてではないですが)。

自分がよくリファランスとして参照している著者に会えるというのは、感動モノでした。
私が「テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ」を読んだことを申し上げると、驚かれていました。

私は自分の中で現実とブログが交錯していて、ブログ上に名前を出していない以上、片岡先生が私のことをご存知であるわけなどないことに、帰られた後で気付きました。。。アホですね。

**セミナーも開かれるそうで、宣伝されていました。
http://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/AA081241.php

**別件ですが、「図面の英語」の板谷 孝雄先生も、セミナーを開かれるそうです。
http://www.nikkan.co.jp/edu/semi/t100420.html
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to the nearest whole number [技術英語]

図面を顧客に提出したら、その図面に対する改訂指示が来ました。その中に、
The cable length should be to the nearest whole dimension, that is 8.
という文がありました。

図面を見ずに和訳だけをしていて、to the nearest whole dimensionの意味が分からなかった(「最も近い全長」って何?)ので、担当者に事情を聞きました。提出した図面では8.5と書いていたので、それを8に修正してくれ、ということではないかと教えられました。
near wholeで英辞郎で調べると、載っていました。「少数第一位で四捨五入して整数にする」

単に私がwhole numberに「整数」という意味があることを知らなかったというだけのことでしたが、「整数」といえば、工業英検の勉強で覚えたのはintegerだったので、whole numberとintegerの違いをhttp://dictionary.reference.com/で調べました。
whole numberは0以上で、マイナスは含まない。(http://dictionary.reference.com/browse/whole+number:one of the positive integers or zero; any of the numbers (0, 1, 2, 3, …).)
integerはプラスも、0も、マイナスも含む。(http://dictionary.reference.com/browse/integer:one of the positive or negative numbers 1, 2, 3, etc., or zero.)
と分かりました。

ただ、
http://d.hatena.ne.jp/goldensnail/20090526/p1
http://mathworld.wolfram.com/WholeNumber.html(上記ページにリンクされていました)
等によると、whole numberにもnatural numberにも0を含む説と含まない説があるとのことで、whole number・natural numberは標準的な用語ではなく、integer・positive integer・negative integer・nonnegative integers・negative integersを使うようにと記載されています。リーズナブルな解説だと思います。
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"keep me copied" [技術英語]

ネイティブからのメールで、I will keep track of this issue. So, please keep me copied on this issue.という文が来ました。
この文の前後に、「私にはこの問題についての情報が知らされていなかった」と書かれていたため、この文の意味は、
「この問題について追跡していくので、今後は(○○さんだけでなく)私にも情報を知らせ続けてください」の意味だと分かりました。たぶん、既に動詞になっている"cc(carbon copy)"の"carbon"を省略したのだろうなと思いました。

"keep 人 copied"という表現が普及しているのか、調べてみました。

英辞郎には、ありませんでした。

google検索では、"keep me copied on"と、meをhim, her, youに変えたものと、onをinにしたものを全部足しても、660件程度しかありませんでした。ただ、google検索で最初に出てくる数例を調べたところ、使われている場面は、「情報を知らせ続ける」と解釈できる場面ばかりでした。
下記は、googleで検索して出てきた用例です:
I even keep her copied on all my business e-mails so she is aware of what is going on in the event.
If you still keep me copied on this matter, I would appreciate that you look at the tone of your emails.

google検索でも660件程度しか出て来ない表現ですので、使わないのが無難ですが、新熟語誕生の瞬間を見た気がしました。
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「SVC」の形だと、固有名詞が見えにくくなる [技術英語]

(固有名詞ではありませんが、2語で一つのものを表すので、題には「固有名詞」と書いています)

ある機器の要求書で、「機器にはスイッチを付けること」という文の後に、
The switch shall be momentary.
という文が書かれていました。

「スイッチは、瞬間的であること」と訳されていたのですが、瞬間的なスイッチとはどんなスイッチなのか、意味が分からず、英辞郎で調べました。
momenraty switchで「瞬時スイッチ」と載っていたのですが、「瞬時スイッチ」でググっても、件数が少なくて定義も出てきませんでした。
そこで、「モーメンタリスイッチ」で検索したら、沢山出てきました。
電子部品・半導体の通販サイト・RSオンラインのページに、「ボタンを押しているときだけオン(またはオフ)になるスイッチのこと、という定義が書かれていました。

そこで、この文は、「スイッチはモーメンタリスイッチであること」と訳せます。

この「RSエレクトロニクスセンターのテック君の豆知識」ページは、沢山解説が掲載されています。調べ物をした結果、良いサイトにも出会いました。
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other than A and Bとother than A or B [技術英語]

not A and B(Aは否定、Bは肯定) とnot A or B(AもBも否定) について書いた、http://bridge2005.blog.so-net.ne.jp/2009-01-22の続きのような話題です。
ネイティブに絵を描いて聞いたところ、other thanの場合も、notと同様だと分かりました。
つまり、other than A and Bは「Aを除いたものと、B」とother than A or B「AとBとを除いたもの」となります。

例えば、
画面1~6があるときに、「画面1と3以外の、任意の画面を開く」と言うとき、どう言うと明確か、聞きました。
下記の(1)と(2)では、(2)が正解だとのことです。
(1)Open any screen other than Screen 1 and Screen 3.
(2)Open any screen other than Screen 1 or Screen 3.

(1)は、1以外の任意の画面を開く。それに、3も開く。(ちょっと変な文だと思えるが、そう解釈する)
(2)が、1と3以外の任意の画面を開く。
と言われました。
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「テクニカルライティング NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ」 [技術英語]


テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ

テクニカルライティング―NASA SP-7084 1998ハンドブックに学ぶ

  • 作者: メアリ・K・マカスキル
  • 出版社/メーカー: 京都大学学術出版会
  • 発売日: 2009/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


片岡先生の、待望の新刊が出ました。
とにかく早く情報を得たくて、冬休みに一挙に読みました。(ですので、単語一つ一つを追うような精読は、きちんとできていません。)

やはり、期待以上の内容でした。素晴らしいです。「必携技術英文の書き方55のルール」に次いで、新たに、机の引き出しにレファレンスとして入れておく本が増えました。読み手に伝わりやすい文の書き方が、細かく伝授されています。パラレリズムの重要性、曖昧性回避の方法、コンマが多くなってしまった文の整理方法、などなどです。
特に、曖昧性回避についての内容が、充実していると思いました。技術を分かっている人が読めば問題ない(なさそうな)文でも、必ずしも技術を分かっている人だけが読むとは限りません。少しでも曖昧な文は避けるべきだ、と改めて考えさせられました。「どういう語順にしたら伝わりやすい文になるだろうか」という悩みに、応えてくれる本です。

また、ハイフンやセミコロンの使い方・大文字か小文字か、についてもとても詳しく書かれています。

使われている語は、NASA系の用語です。でも、日本語訳が載っていますので、内容理解には支障はないと思いました。

先生からコメントをいただいたのですが、書籍を使ってのセミナーが開催されるそうです。http://www.johokiko.co.jp/seminar_medical/AA081241.php
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動詞が多く出てくる文での、語順の問題 [技術英語]

「USB Memoryの任意のフォルダに、インターネットでハードディスクにダウンロードし保存したデータを、コピーしてください」

という文に対する英訳で、(1)か(2)かどちらの語順が分かりやすいか、ネイティブに聞きました。

(1) Copy the data that has been downloaded through the Internet and saved onto the harddisc into any folder in the USB Memory.

(2) Copy into any folder in the USB Memory the data that has been downloaded through the Internet and saved onto the harddisc.

(1)では、copyと呼応する前置詞句(into any folder)が、copyとかなり離れています。その為、前置詞句「into any folder」が、copyの後に出てくるdownloadedやsavedと呼応すると誤解(誤読)されやすいのではないかと感じました。

(2)は、目的語であるthe dataが動詞copyから離れてしまっていますが、copyと呼応する前置詞句(into any folder)と近いので、downloadedやsavedとは呼応しないことがはっきりします。

ネイティブと、英語のできる日本人の回答は、(1)でした。特にネイティブは、(2)は、理解はできるがクリアーではないし、出来事が発生する順番に終えなくなる、と説明していました。

自分の間隔から言うと、(2)の方が読みやすいのですが、ネイティブの感覚が見に付いていないからだろうな、と思います。
皆さんはいかがでしょうか。(最近アダルト系いたずらコメントが頻発したため、コメントはブログ主が見てから反映、という形式にしておりました。が、今回は、どなたでも書き込んでいただけるようにしました)

ちなみに、例えば、「USB Memoryの任意のフォルダに、上記のステップで保存したデータを、コピーしてください」などの簡潔な文にすれば、文が短くなり、分かりやすくなります。「上記のステップで保存したデータ」のような形で書いて欲しくないという原文作成者の依頼があったため、冒頭で紹介した長い文になりました。
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「図面の英語」 [技術英語]

よくある出来事かとは思いますが。

ある書籍に目を付けていて、でも、予算が無くて、金銭に余裕が出来たら買おう、と思った。
すると、いつの間にか書店から無くなっていた。
丸善に問い合わせても、在庫無しになっていて、入荷日は不明とのこと。
地元自治体の図書館に置いてはあるが、リファランスとして欲しいと思う。

こうなると、渇望感が大きくなります。

「図面の英語」という書籍でした。
図面の英語―図面英語の読み方・書き方

図面の英語―図面英語の読み方・書き方

  • 作者: 板谷 孝雄
  • 出版社/メーカー: 総研出版
  • 発売日: 2001/01
  • メディア: 単行本


幸い、工業英検合格者の集いで同姓同名の方にお会いしたことを思い出し、直接連絡を取りました。
出版社の社長がご高齢で廃業し、書籍も絶版になったとのお知らせをいただきました。
著者が手元に置かれていた在庫を購入できました。

そして、今度、絶版になった「図面の英語」の改訂・復刻版が出版されると連絡がありました。
http://www16.plala.or.jp/zumen/sub1.html
見本もホームページに掲載されています。

類書がなかなか出版されていないと思いますので、図面の英語で困っている方には良い書籍ではないでしょうか。

宣伝のようになってしまいましたので、お勧めサイトも紹介します。

図面英語の例としては、教えてgooに、図面英語関係の英語サイトが紹介されていました。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4980400.html
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Scientific American 2007 October "Web Science EMERGES"のオーディオブック [技術英語]

Scientific American 2007 October "Web Science EMERGES"のオーディオブックを聴きました。
図書館でScientific Americanとその和訳版である日経サイエンスを借りてAudible.comで音声ファイルを購入すれば、22分の教材をオーディオブック代金1.95ドルで学習できるという安上がりな勉強方法です。
ウェブの効率的な使用法・社会への影響など、ウェブに関するあらゆることを研究する学問であるウェブサイエンスについての記事でした。

翻訳に使えそうな表現・分からなかった箇所を紹介します。

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Scientific American 2007 March “A Digital Life” オーディオブック [技術英語]

Scientific American 2007 March “A Digital Life”のオーディオブックを聴きました。

Audible.comのScientific Americanのオーディオブックには、特集記事をまとめた1時間30分ぐらいの長さのものもありますが、単発記事も少し扱われています。22分のオーディオブックを1.95ドルで買えました。スクリプトは付いていないので、図書館でScientific Americanとその和訳版である日経サイエンスを借りれば、22分の教材を1.95ドルで学習できるという、安上がりな勉強方法です。

翻訳に使えそうな表現・へぇこう言うんだと思った表現・分からなかった箇所を紹介します。

・You have to rack your brain to answer questions. 質問に答えるために知恵をしぼる
・He leaves his homework to the last minute. 彼は宿題をギリギリにならないとやらない。
・Camera inclusion is becoming the norm in cell phones. 携帯電話ではカメラが内蔵されているのが標準になりつつある。
・Which windows are in the foreground of his screen? 彼の画面上でどのウィンドウが前面にありますか?
・With a single keystroke, one’s medical records might be distributed to the entire world. 一つキーを押しただけで、医療記録が世界全体にばら撒かれるかもしれない。
・Search strategies that work well for a few shelves of books may not work at all for a collection the size of the Library of Congress. 本棚数個の冊数にとってうまく機能する検索手段は、国会図書館の冊数では全く機能しないかもしれない。
・The excitement far outweighs the fear. 恐怖よりわくわくする気持ちの方が大きい。
=======================================================
・When she feels run down, she often gets behind on the dishes. 彼女は元気がなくなると、食べ物を食べなくなることが多い。
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a comprehensive line of + 複数形で「豊富な製品ラインナップ」 [技術英語]

Connectors shall be made by a manufacturer with a comprehensive line of connectors.
という文で、
「コネクタは、包括的なコネクタの線を使ったメーカー製であること」と訳が付けられていました。
実際は、この文にはいろいろな修飾語が他にも沢山付いていて、この2倍ぐらいはある長い文でした。この文の周囲には専門性の高い文が並んではいたのですが、「包括的なコネクタの線」のはずがないと思い、調べました。

“manufacturer * comprehensive line”で検索したら、
“We are a manufacturer with a comprehensive line of women underwear.”
“(会社名) is a major manufacturer of a comprehensive line of iron hardware.”
等が出てきました。
「コネクタは、豊富なコネクタの製品ラインナップを持つメーカー製であること」という意味であることが分かりました。
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Scientific Americanと日経サイエンスとオーディオブック [技術英語]

科学雑誌Scientific Americanの日本語版が、日経サイエンスとしてScientific American発売の2・3ヶ月ぐらい後に刊行されています。
Scientific Americanのオーディオブックは、月刊誌の一部記事(全てではありません)をそのまま読み上げた形でAudible.comで購入できます。
1時間40分ほどのオーディオブックが6ドル程という安さです。
PanasonicのD Snapでは視聴できませんでした。私は最近"Creative ZEN"というポータブルプレイヤーを使っているのですが、Creative ZENでは視聴できました。ipodも大丈夫だと思います(iTuneにはダウンロードできたので)。

続きを読む


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not either ~orとneither ~ nor [技術英語]

夏休みは、北海道に行きました。知床、網走と、日本の東端(暫定。離島を除く)である納沙布岬にも行くことができ、充実しました。過去には南端(一般人が行ける南端である波照間島)と北端(宗谷岬)にも行ったので、いつか、西端にも行ってみたいです。

時々、英語を書けるエンジニアが書く英文の校正もしているのですが、
「その装置は装置Aとも装置Bとも通信できない」
というのが
The equipment cannot communicate with both the equipment A and the equipment B.
と訳されていました。
もちろん正しくは
The equipment cannot communicate with either the equipment A or the equipment B.
なのですが、not ~ bothが部分否定であるということ・not either ~orが全否定であることは、日本人の間では意外に浸透していないと、しばしば思います。

それと同様、セミネイティブの場合、not either ~orが全否定であることはあまり浸透していないのではないかと恐れ、セミネイティブが読む可能性のある文書では、できるだけnot either ~orではなくneither ~ norで書くようにしています。
でも、neither norでは書きにくい文も沢山あるので、ネイティブに、下記のどちらが良いか、回答は分かっていながら、聞いてみました。
A. The equipment cannot communicate with either the equipment A or the equipment B.
B. The equipment can communicate with neither the equipment A nor the equipment B.

やはり、Bは意味は分かるし文法的にはOKだけれど、ナチュラルではない、という回答でした。

not either ~ orで書く方が良いが、ノンネイティブが読む可能性の高い文は、neither ~ norの文型で書くのが得策なのかなと思いました。
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sulfurationとvulcanization [技術英語]

化学翻訳をされている方には当然の話題かもしれませんが。

「銀ペーストの硫化を防止するために、~~という対策を取っています」
という文の「硫化」についてです。

「硫化」を英辞郎で調べたら、
sulfidizing, sulfuration, sulfurization, sulphurizationや、「硫化できる」という意味でvulcanizableも載っていました。
ところが、なぜか、sulfidizing, sulfuration, sulfurization, sulphurizationは、私のパソコンのWordでは「つづり間違い」と認識されてしまい、波線が出てしまいました。
vulcanizationなら波線が出ませんでした。

そこで、一応意味の違いを調べました。
http://www.thefreedictionary.comで調べると、
vulcanizeはTo improve the strength, resiliency, and freedom from stickiness and odor of (rubber, for example) by combining with sulfur or other additives in the presence of heat and pressure.

sulfurateはTo treat or combine with sulfur
とありました。
つまり、vulcanizeは良い結果を生むための手段であり、sulfurateは良い結果を生むための手段という場合もあるが悪い結果を生み出す場合もある、
と分かりました。ですので、この文脈では、sulfurationが正しいということになります。
このhttp://www.thefreedictionary.comは結構使いやすいです。
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「ネイティブ並みの英語の書き方がわかる本」他 [技術英語]

「ネイティブ並みの英語の書き方がわかる本」
「英語で論理的に表現する」
「論理的な英語表現ができる―例文を通して理解する 論理的な英語表現の必須知識」

翻訳の場合、元の日本語のロジック構造を変えてしまっていいのか、悩むことが結構あります。
職場では、「英語として分かりにくくなりそうなら、パラグラフの順番を変えてくれていいよ」と言われたこともあります。
(入れ替えた場合は、日本語作成者に断りを入れていますが)
この、入れ替え作業は、実際にやろうとすると、難しいです。
その悩みが最高潮に達したので、amazonで、「ロジック 英文」とかで検索しまくりました。
たぶん、洋書で、もっといい本があるのだろうと思いますが、和書ではこの3冊を見つけました。


ネイティヴ並みの「英語の書き方」がわかる本

ネイティヴ並みの「英語の書き方」がわかる本

  • 作者: 三浦 順治
  • 出版社/メーカー: 創拓社出版
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 単行本

「ネイティブ並みの英語の書き方がわかる本」は、ポイントは、「英語で論理的に表現する」と被っていると思いますが、
分かりやすく書かれていますし、安価で、短時間で読めます。ただ、この本の「第2章」は、内容は高校1年生以下レベルなの
で、もっと少ないページ数で済ませて欲しかったな、とは思います。
練習問題は少ないので、いろいろな機会で実践していく必要があります。気を付けるポイントは分かったと思います


論理的な英語表現ができる―例文を通して理解する 論理的な英語表現の必須知識

論理的な英語表現ができる―例文を通して理解する 論理的な英語表現の必須知識

  • 作者: 小野田 博一
  • 出版社/メーカー: ベレ出版
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本

「論理的な英語表現ができる―例文を通して理解する 論理的な英語表現の必須知識」は、論理的な文章を書くときに使う表現が
書かれているだけで、私の悩みに応えてくれる本ではありませんでした。


英語で論理的に表現する

英語で論理的に表現する

  • 作者: 崎村 耕二
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1998/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

「英語で論理的に表現する」は、購入しただけで、まだ読んでいませんが、役立ちそうな本です。分量が多いので、後回しにしました。
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conservative= lower than actually are。 [技術英語]

The reliablity figures calculated with the standard MIL*** may be conservative. Do you want to deviate from these figures?
というような文での、conservativeの意味についてです。

「控え目」と辞書に載っているし、そういう使い方も見たことがあったのですが、
「信頼性が控え目に計算されている」ということは、「信頼性が低い」ということなのか、「信頼性が高い」のか頭の中が混乱し、ネイティブに質問してみました。
conservativeの意味は、単に、"lower than actually are"だと言われました。つまり、「信頼性計算値は、(実際の信頼性よりも)低いかもしれない」。 深読みをしなくて良いと分かりました。
家に帰ってhttp://dictionary.cambridge.org/でconservativeを調べたら、be less than the real amountと書いてありました。
やはり、分からなくなったら英英辞典を見るべきだと改めて思いました。

そういえば、受験で習った記憶がある"I consulted a dictionary"と言ったら、そのアメリカ人ネイティブは、consultは専門家(doctor, lawyer)に相談するときに使うのであり、
dictionary の場合は"use a dictionary"か"look up a word in a dictionary"の形が自然だと言っていました。
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Microsoft Manual of Style for Technical Publications [技術英語]

Microsoft Manual of Style for Technical Publications (Bpg-Other)

Microsoft Manual of Style for Technical Publications (Bpg-Other)

  • 作者: Microsoft Corporation
  • 出版社/メーカー: Microsoft Pr
  • 発売日: 2004/06/01
  • メディア: ペーパーバック

有名な本です。洋書です。読みやすいと思います。
マイクロソフト社が社内でマニュアル等を作成するときのガイドラインをまとめたものです。マニュアルに使う英語表現についての書籍ですので、この本自体が読みやすくて分かりやすく、お手本になっています。
この内容で¥3,269は安いです。

しかも、本の内容を収録したCD-ROM付きです。
CD-ROMにはコンピュータ用語辞典も入っています。印刷はできませんがテキストとして文字を取り出せるので、翻訳ソフトにかけたりもできます。

「becauseの意味でsinceを使わないこと」
「it'sは使わない(itsと混同するから)」
など、非ネイティブ向けにかなり気を遣っていることが伺えます。ネイティブのライターが、Global Englishとか非英語圏の人にとって分かりやすい表現とかを勉強しているらしいということを知り、少し意外に感じました。
また、恥ずかしながらusingとby usingの意味上の微妙な違いが今だに分からないのですが、
「usingは曖昧だ。by usingを使うこと」
と明言してあり、usingとby usingの意味上の微妙な違いを書いてないことは残念でしたが、「それでいいのか」と少し安心してしまいました。


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「日本人に共通する英語のミス151」「日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論」 [技術英語]

日本人に共通する英語のミス151

日本人に共通する英語のミス151

  • 作者: ジェイムズ H.M. ウェブ
  • 出版社/メーカー: ジャパンタイムズ
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本
日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論 (レクシスシリーズ)

日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論 (レクシスシリーズ)

  • 作者: 川村 晶彦
  • 出版社/メーカー: 旺文社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 単行本
ほぼ同時期に、類書と思われるこの二冊を読みました。

「日本人に共通する英語のミス151」の方は、翻訳するときに役に立つ本だと思いました。
間違いやすい例文と、正しい言い方と、さらに時にはその理由まで書いてある例もあり、覚えやすいです。
almost allとmost (of)の違い、United KingdomとBritainの違い、there is (are) 構文について、
I went my hometown by my car./I bought my car./The food was very wonderful.が文法的に間違っている理由、
などが書いてあります。「そういえばあまり見ない表現だなぁ」と思う表現が多く掲載されています。
中にはいかにも間違いやすそうな基本的なミスも取り上げられているのですが、それを差し引いても、とても役に立つ本だと思いました。


「日本人英語のカン違い ネイティブ100人の結論」の方は、主に、口語についての記事・ニュアンスについての記事が多いと思いました。
お酒に酔っていると言う場合にI'm drunk.だとストレートすぎる、とか、"of course"は時に失礼な印象を与える、など、ネイティブ100人の実際の声をまとめてあります。
アメリカ人は率直にものを言うという印象がありますが、丁寧な言い方をしないとやはり失礼に当たるということが、この本全体から分かります。ただ、言い方は相手との親密度やシチュエーションにも拠るので、微妙だなと思いました。

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画面の上、左(右)についての整理 [技術英語]

あまりに常識かもしれませんが、ネイティブに確認をとって、整理してみました。

 

(1) on the left side of the screen (画面の内側の左側の場合。そのネイティブは、sideが要ると言いましたが、googleで検索したら、on the left of the screenでも良いようです)
(2) to the left of the screen (画面の外側の左側の場合)
(3) on top of the screen (画面にくっついている場合のみ)
(4) above the screen
(5) below the screen (画面の外側の下側の場合)
(6) on the top of the screen (画面の内側の上側の場合。質問したとき、この"the"を強調されました)
(7) on the bottom of the screen (画面の内側の下側の場合)


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underscoreとunderlineとunderbar [技術英語]

英辞郎で「下線」と入れると、underscoreとunderlineとunderbarが出てきます。

どう違うのか、調べてみました。

underbarはなかなか検索できませんでした。wikipedia英語版で調べたら、最初のページは英語以外の外国語でのunderbar(「下線」とは違う意味)のようで、一つだけ、unicodeのシンボルの解説で、「下線」という意味でunderbarが使われていました。また、Cambridge online dictionaryでは、underbarという語自体が載っていませんでした。あまり使わない方が良さそうだと思いました。

underscoreとunderlineとの違いは、すぐ調べられました。underscoreは「_」のことで、underlineは、文字の下に引かれる下線のことだと分かりました。
ただし、Wikipediaによると、メールやファイル形式によってはunderlineを使えない環境の場合があり、そのような場合は、underlineの代わりにunderscoreを使うとunderlineと同じ扱いになると書いてありました。_underscore_でunderlineと同じ効果が出せるということです。


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set upとset, roundとcircular, NHKスペシャル・人事も経理も中国へ [技術英語]

ネイティブに聞いたことの受け売りです。

・set upとsetの違い
 set upは2手順以上のステップが必要で、setは一回のステップで出来るぐらいの単純な作業。 だから、例えば"set up a computer"  "set a time"と表現することになる。

・「A B C D E」と表示されていたものが「E D C B A」と表示される(逆順で表示される)のは、
The letters are displayed inversely.
(The letters are inverted.だと、文字が上下さかさまに表示されるイメージになる。)

・roundとcircularの違い
roundは3次元、circularは2次元。(round earthとは言うがcircular earthとは言わない)


昨日、「NHKスペシャル・人事も経理も中国へ」を見ました。
2015年までに、40万人分の雇用が、中国に流れると、番組は締めくくっていました。

番組を見る前にインターネットで、"中国 ホワイトカラー"で検索したら、いきなり日本経団連のページが出てきました。
何~だ、日本経団連の宣伝的番組じゃないの?、という予感を感じつつ番組を見たのですが、予想通り、そういう側面がどちらかというと強い番組になっていたと私には感じられました。企業に、中国にアウトソーシングすると良いことが多い、と宣伝しているような側面もあったと感じられました。

問題の最大の原因である、日本人の人件費の高さは、どうやっても、中国人に追いつくことはできません。日本人も、今後もがんばっていかなければならないのは承知のことですが、中国に流出するアウトソーシングにどうやって対抗していくのかについては、ほとんど番組内で触れられませんでした。

私は翻訳をしていて、ホワイトカラーと言えるのかどうか分かりませんが、中国人でも日英中のトリリンガルも居るはず、と思うと、背筋が寒くなりました。
また、昨日、違うテレビで、日本では今ほとんど綿花が栽培されていないと知り、驚きました。農業・生産・事務職、いろいろな仕事を安い海外に持っていく事で短期的コスト削減は図れても、いつか未来に外国がそっぽを向いた時に、日本国内で再開しようとしてもノウハウの蓄積が無くなってしまっていて、大変なことになりはしないかと危惧してしまいます。そんな危惧がムダに終わればいいのですが。


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「かならず上達する化学英語」(近藤 保著、三共出版) [技術英語]

エアコンのない部屋にパソコンを置いているので、あまりに暑くて触る気になれず、更新が滞っています。

かならず上達する化学英語―力強く簡潔明瞭な表現を目指して

かならず上達する化学英語―力強く簡潔明瞭な表現を目指して

  • 作者: 近藤 保
  • 出版社/メーカー: 三共出版
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本

この薄さの本(126ページ)としては価格は高めだと思います。また、中に正誤表が挟まっていて、ちょこちょこ間違っています。(太字にしたかった箇所が普通文字のまま、など)

でも、化学英語を勉強できる本で日本語訳が付いている本が、私が行った超大型書店でもこの本しかなかったので、買ってみました。和訳の付いていない本は結構あったのですが、私は化学用語が分からないので、日本語訳付きの本の方が勉強しやすいからです。
用語は化学に特化していますが、内容は科学英語全般を扱っています。

consist of とbe composed ofの意味的な違い、examineとevaluateとestimateの意味的な違い、especiallyとin particularの違いが、分かりやすく書かれています。この本の説明以上の説明を見たことがありません。ただ、冠詞の扱い方についての記載はとても少なくて、無理に取り上げなくても・・と思うほどです。
各章練習問題があって、理解度を確かめることができます。

後半は、ある論文を添削する、という内容になっています。添削後の英文は読みやすさが格段に上がっていて、何に気をつけると読みやすい英文になるのか、よく分かります。そういう意味ではこの値段もお手ごろだと思いました。


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数を、わざわざ数字とつづりで区別している場合 [技術英語]

最初に書いたときはwhich is greaterと書いていましたが、オラ・イオン様にコメントをいただき確認したらwhicheverと書いてありましたので、訂正しました。

"You can eat up to five or 20% (whichever is greater) of the candies."

(私が出会ったのはこんな日常的な文ではありませんが、you can eatとcandies以外は
この通りでした)
「キャンディーのうち5粒か、20%まで(どちらか数量の多い方)食べても良い」
パッと見たとき、「5%か20%か」?と一瞬ひるみましたが、「five / 20」ということで数の書き表し方が変えてあります。数とパーセントを同時に書く簡潔な方法だと感心しました。


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理系英語論文を書くための類義語使い分けBOOK [技術英語]

理系英語論文を書くための類義語使い分けBOOK

理系英語論文を書くための類義語使い分けBOOK

  • 作者: 横田 浩章, 妻鳥 千鶴子
  • 出版社/メーカー: ベレ出版
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本

衝動買いしました。
Amazonのマーケットプレイスに出るまで待とうか迷いましたが、読みやすい本だと思ったので買いました。
同じ主旨の本としては、「例文詳解 技術英語の同義語活用辞典」(原田 豊太郎著)という名著がありますが、理系英語論文を書くための類義語使い分けBOOK は、もっと大きい字で、用例も少なく、扱っている語もとても少ないです。
でも、コンパクトに頭の中に記憶するには、分量の少ないこの本も良いと思いました。

removeとeliminate、regardingとconcerning、proposeとsuggest、showとdemonstrateとindicateとdisplay、individualとseparate、clarifyとexplainの違い、など、初心者向けだとは思いますが、私には役に立ちました。


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フランス語と英語 [技術英語]

最近、フランス語ネイティブが英訳した文章を和訳しています。

最初は、フランス語ネイティブが書いたとは分かりませんでした。フランス語の文章も一緒に書いてある原稿を依頼されたのですが、英文が最初に在ってその英文をフランス語に訳したと思い込んでいました。
英文の意味が分からない箇所について、対応するフランス語部分を試しにAltaVistaのホームページで英訳したら、とても分かりやすい英語が出てきたので、フランス語ネイティブが書いた、と推察できました。つまり、ホームページ翻訳に掛けた翻訳の方が分かりやすいのに、なぜかわざわざ分かりにくい表現に英訳されていました。
私はフランス語の素養は全く無いのですが、AltaVistaでフランス語の文章を入れたら、ほぼ完璧な英語が出てきてびっくりしました。(当たり前といえば当たり前ですが。)

続きを読む


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正常に動いている機器、不安定な動作の機器、の言い方 [技術英語]

(この記事は、torpedo様・オテナの塔様のコメントを受けて、修正しました。下記は、修正済の記事です)

ネイティブが書いた文章で、「正常に動いている機器」という意味で、"healthy equipment"という表現を見ました。へ~そう言うんだ~と思って、別のネイティブに尋ねました。
すると、healthyとも言うけれど"smooth-running"とか、"good-running"の方を良く使うと言いました。
"healthy equipment"とか"healthy machine"でgoogle検索したら、最初の10件全て、健康マシンと思われる検索結果が出てきました。が、torpedo様のコメントを受けて調べたら、ノンネイティブ国のサイトが多かったです。healthに関しては、オテナの塔様が詳しいコメントを下さったので、コメントをご覧下さい。

ちなみに、「壊れにくい機器」と言いたい場合は、もちろん、unhealthyではなくreliableだと言われました。
"reliable"の反対語として、「故障しやすい機器」、だと、英辞郎によると、failure-proneです。
一方、(別の友人から聞いた話なのですが)、「時々動作しなくなるが、叩くと動作する機器」、のような不安定な動作の機器の場合、temperamentalを使うそうです。壊れたわけではないけれど時々誤作動する、不機嫌な状態です。
先述のネイティブも、この表現をこの意味で使うと言っていましたし、以前紹介したhttp://www.synonym.com/synonym/でも、reliableの反対語を調べたら、temperamentalも載っていました。googleでの検索は"temperamental machine"は810件、"temperamental equipment"は447件と、少ないですが。


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